やまのうち歯科医院の山之内です。
6月2日(土)に歯周病学会に行ってきました。
そのため、午後は休診にしまして、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
研鑽するため、どうしても必要なことなのでご了承ください。
今回の学会内容は、
再生治療と健康長寿についてですね。
医学全般に再生医療が、加速度的に研究が進んできてますが、
歯科領域でも、研究が進んできています。
その結果の一つが、リグロスという日本で開発された歯周組織の再生治療になります。
平均寿命が長くなっているものの、
健康寿命があまり変わっていません。
平成13年の平均寿命は 78.07歳(男性) 84.93歳(女性)
健康寿命は 69.40歳(男性) 70.33歳(女性)
平成22年の平均寿命は 79.55歳(男性) 86.30歳(女性)
健康寿命は 72.65歳(男性) 73.62歳(女性)
平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。
平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、
平成22年で、男性 9.13年、女性12.68年となっています。
平均寿命に比べ、健康寿命は伸びていません。
健康で長生きを実現するために、歯科が関与します。
ご高齢の方では、多くの方で栄養不足が心配されます。
テレビでも、ご高齢で元気な方はいろいろなものを食べている場面がを見かけます。
統計的に、ご高齢の方はカロリーは十分だがその他の栄養が不足しがちになり
体を構成する、骨、筋肉などの必要な栄養素が足らなくなってしまいます。
十分な栄養を摂取するため、健康寿命を延ばすためにはお口の健康から
入ることが重要になってきます。
健康で長生きができるよう、お口の健康を保ちましょう。