歯牙移植の成功率を左右させる要因には年齢があります。
移植する歯が未完成で且つある程度の根の長さがある状態だと成功率も予後も非常に高くなります。
しかしながら、高齢になればなるほど成功率は下がると言われています。
10代の歯牙移植成功率はほぼ100%というデータもあります。
では、成功率が低いと言って行わない理由になるでしょうか?
虫歯や歯周病、根の治療など100%の成功率ではありません。
だから、そのまま放っておきましょうとはなりませんよね。
メリットとデメリットを考え、その上で治療を行っていくと思います。
この症例では、右上の親知らずあったため、右下の歯に移植を行うことになりました。
歯を抜くことが悪い治療ではありません。
また、無理に歯を残すことが良い治療とも限りません。
あなたにあった治療法を受けるためによく担当医と相談をしましょう。