症例紹介

インプラント治療 奥歯の治療

奥歯の歯がないと治療法は限られてしまいます。

延長ブリッジもありますが、噛めるというより

反対側の歯を出させないようにするための物がほとんどです。

また、残っている歯に大きな

負担がかかってしまうこともあります。

もちろん、入れ歯を作ることも可能です。

残っている歯を可能な限りいじらなく、負担をかけないようにするとなると

インプラント治療になります。

確かに、ほかの治療法もありますが力学的に無理があったり、

残存歯をかなり削ることになることもあります。

インプラントは、治療法の一つです。

高度な技術が必要なこともありますが、保険治療内でもっと難しい治療もあります。

インプラント治療をしているから高い技術があると思わないでくださいね。

術前

上記の状態で放置してしまうと、手前の歯に負担が掛かり

歯のすり減りや破折、歯の根っこの部分が折れることもあります。

そのようになってから治療を行うと、治療終了まで時間がかかることもありますし、

場合によっては抜歯になることもあります。

術後

上記の状態になると、負担は分散されかみ合わせが安定します。

食いしばりがある場合は、インプラントの反対側の状態により

スプリントと呼ばれるマウスピースを作ることもあります。

一部では、効果がないと言われていますが、被せものが折れるのを防ぐ効果があるという文献もあります。

被せものの寿命を長くしたいのなら必要な場合があると思われます。

 

今回の症例は上の奥歯が欠損しているので、義歯を作成することもできますが

義歯だと違和感が強く感じるとのことなので、インプラント治療となりました。

最初は、舌や頬をかんでしまうことがあったのですが、

数週間ほどで消失したそうです。

どのような治療でも、担当医とよく相談してください。

治療を行うメリットとデメリット、

治療を行わないメリットとデメリットがあります。

お口を通じて体の健康を維持していきましょう。

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