新たなう蝕関連菌
やまのうち歯科医院の山之内です。
虫歯の原因菌といえば、ストレプトコッカスミュータンス菌といわれてきました。
東北大学大学院歯学研究科口腔生化学分野の高橋信博教授、
安彦友希助教および同研究科顎口腔矯正顎分野の亀田真衣歯科医師らの研究グループは、
米国フォーサイス研究所の Anne Tanner 博士らとの共同研究で、
早期の小児う蝕患者から特徴的に検出されるスカルドビア菌のう蝕誘発機能、
とくに糖代謝に関する生化学的機序について明らかにしました。
この菌の特徴は、
高い耐酸性能を有し酸性環境下でも酸を産生し続けることが可能で、
特異的な糖代謝経路によってフッ化物の阻害効果を回避する
以上がこの菌の厄介なところです。
虫歯の数が多い方に見られる菌だそうです。
できるだけ、悪い菌を減らして、いい菌を増やすようにしていきましょう。
この菌がいるとリスクは高いかもしれませんが、
必ず虫歯になるわけではありません。
そうならないために、定期的な予防治療と家で行う歯ブラシやフロスが大切になります。
乳歯のうちに虫歯の菌の定着を防ぎ、環境を整えるようにすると
むし歯のなりにくい状態になるといわれています。
子供の歯は生え変わるからと言って放置すると大変なことになってしまいます。
気になる方は下記のリンクをクリックしてくさい。