子供の虫歯の減少 

宇都宮兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院 歯周病専門医の山之内です。

今回は、子供の虫歯の減少についてお話ししたいと思います。

かつて9割超の子供にあった虫歯が激減しています。
この20年余で1人当たりの本数は4分の1になりました。
就寝前の歯磨き習慣や、フッ素を使ったうがいなどの予防策の浸透が背景にあるといわれて言われています。
業界の将来をにらみ、国は高齢者を重視した診療報酬のあり方や、歯学部の入学定員について方向性を示そうと検討をし始めているようですね。
歯科医師数と12歳児の平均虫歯本数の推移 のグラフです。

以前は、給食後の歯磨きが学校で虫歯予防に取り組んでいましたが、現在は中止している学校も多いと聞きます。
子供の虫歯は大幅に減っているのですが、去年から今年にかけての虫歯の数が増えていないといいですね。
文部科学省の調査によると、12歳児の1人平均の虫歯本数は、1989年の4.30本から、2013年には1.05本に減少しました。
虫歯のある子供の割合も90%超から半分以下の40%台と非常に少なくなりました。
虫歯が減少したから、歯医者はいらないなんて極端な考えの方もいらっしゃいます。
しかし、国民全体で歯の治療を受けなければいけないのに治療を受けていない方は、約40%いるといわれています。
しっかり、虫歯の治療を受け、虫歯や歯周病の予防を行うとなると、少ないくらいだと考えています。
歯科医院は、地域の方のお口の啓蒙活動も歯科医院、歯医者の仕事の一つだと考えています。
そのため、やまのうち歯科医院は日本歯科医師会に入会し、当院に来院する患者さんの迷惑にならない程度に頑張っています。
自分たちの歯科医院のことだけ考えていればいいのであれば、入会する必要性は全くないといっていいと思います。
フッ素塗布や歯の悩み相談、歯についてのリフレット作成、研鑽するための学術会議、良い歯の表彰などなど様々なことを行っています。
市や県、国からの要請や皆さんからの要望によってこのようなことを行っております。
虫歯対策だけでなく、歯のホワイトニングや口臭予防など消費者のニーズは広がっています。
現在は診療所の受診患者の3人に1人を65歳以上が占めることから、高齢者に対する訪問医療の診療報酬アップや補助金などによる支援強化、
歯学部の入学定員や歯科医養成のあり方の見直しなどについて検討を始めているようですね。
厚生労働省歯科保健課は、従来の歯科医療では先細りが目に見えているといっています。
現状の、保険治療は出来高払いとなっています。
新たな歯科医のニーズを探し、多様な医療モデルを示したい」と話しているようです。
従来の歯科治療では先細りと言っています。

歯科の基本は、以前からさほど変わっていませんが、その治療方法が変わってきています。
もちろん、機材や薬剤も以前より数段進化したものが出てきています。
ただ、保険治療で行うことが出来ないものも多くあるのは否めません。
どのような機材や器具を使用しても保険治療で対応することになると、使い捨て物や数十回しか使用できない、1g数千円から数万円するような材料もあります。
ただでさえ、医療費がひっ迫しているので自由度が高くなればなるほど問題も出てしまいます。
医科治療では、保険治療でできることが多くなってきました。
歯科も同様に保険治療でできると思われてしまうことがあります。
今のところ材料の変化はあっても、歯科の保険治療は大きな変革はなさそうです。
今後のことを考えると、子供のうちから虫歯にさせない歯周病になせないことがお口の健康と体の健康を守ることに一役買ってきます。
症状がないからと言って放っておかずに、定期的な予防治療を行いましょう。

虫歯の段階により治療法が異なります。虫歯治療について気になる方は下記をクリックしてください。

虫歯の進行段階 対処法

 

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