宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
今回は、なぜやまのうち歯科医院がカウンセリングを大切にしているかをお話ししたいと思います。
内科では診断がすべてで、診断が決まれば治療法が自動的に決まってきます。
その診断内容にすべてがかかっているためゴールがほぼ決まっています。
そのためカウンセリングが必要ありません。
ほぼすべての治療が保険でカバーされており、新しいものも導入され続けています。
例えば、
日本は抗インフルエンザ薬のタミフルが世界消費量の約75%を占めており、
2位の米国の約20%を大きく離してダントツの1位です。
日本では、他の国に比べて圧倒的に多くの抗インフルエンザ薬が処方されているというデータがあります。
歯医者の感覚から言うとそれ保険でカバーされるのというくらい、
これこそ自費なんじゃないかと思うくらい良いものであろうと保険に入ってきます。
この他にも、
抗がん剤も新しいものも、治験を通ったら保険で手に入るようになります。
高額なものが保険に入ろうとして問題になっていたこともありますがそれでも保険になってきます。
命にかかわることですと、仕方がないところもあるのかもしれません。
眼科では眼内レンズです。
白内障で年齢とともにガラスの水晶体が曇ってきます。
それに対して人工的なものを入れてクリアに見えるようにするということなのですが、
これも昔は自費だったのが今では保険でできるようです。
皮膚科では一部、シミ取りをレーザーでやった場合に保険外もあるようですが、
たいていのものは保険でカバーされるという状態です。
こういう環境に慣れている皆さんが、歯科でもほとんど保険で治せると思って来院される方もいらっしゃいます。
国民皆保険制度が完成した1961年から、歯科治療の保険治療に対する現状はほぼ変わりません。
歯科医院の特殊性としてまずは痛いとか腫れたとか欠けたとかというのに対処するばかりで、
機能回復やQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上とかが中心で、お口の健康の向上は後回しになってしまっているのが現状になっています。
治療のゴールは、患者さんによって変わってきますますので、診療内容もそれに合わせて変わってきます。
治療法、材料、見た目、機能面や費用など選択肢はとても多いのですが、
歯科の保険診療は総額が決められているといわれて、
60年以上前からできる保険治療内容がほとんど変わっていないため、
近年の患者さんの要求に保険治療では応えられないようになっています。
満足できるようなものを求めると保険外の治療ばかりになってしまうのですが、
これは今の歯科の保険制度を維持するためには仕方がありません。
やまのうち歯科医院では、良い材料、治療方法を選択し皆さんに提供したいと考えています。
そのため、患者さんに合った治療を選択していただくため、カウンセリングを行い、あなたに合った治療をお勧めしています。
もちろん保険治療でも最善の治療を行うよう努力をさせていただくのですが、
その際に使用する機材や治療法、材料に制限がかかってしまうため、
提供できる治療に限界が出てきてしまうことがあります。
丈夫なもの、虫歯の再発リスクが少ないもの、審美的なもの、安全性の高いものなど、機能的なものと様々なニーズに応えることが出来ています。
あなたに合った治療を選択できるために、カウンセリングを行っています。
糖尿病予備軍は、2000万人いるそうですが、
歯周病予備軍は、5割程度いるとと言われていますし、虫歯になっても歯医者に行かない方は、4割程度いるといわれています。
お口の中で悩みを抱えるのはもうやめにしましょう。
皆さんのお口の健康をやまのうち歯科医院スタッフ一同願っています。
皆さんが気になる虫歯、なりやすいところはどこか気になる方は下記をクリックしてください。