宇都宮兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
妊娠中の歯の治療について書いていきます。
少し古いのですが、コウノドリという漫画をご存知でしょうか?
ドラマにもなっているのでご存知の方も多いのではないのでしょうか?
うちのワイフは、ドラマも漫画もみてます。
どのような内容かというと
産婦人科医の周辺の人間模様を題材にした物語です。
歯医者と関係がないと思われますが、
11巻で、歯について少しだけですが書かれています。
妊婦さんが歯が痛くなったそうで、歯の治療を受けていいかわからないという話です。
歯が痛く、頬がはれている妊婦さんに、歯周病で早産や低出生体重児が増えるというデータがあります。
また妊娠中は口腔内が酸性になりやすいため、虫歯も進行しやすくなってます。
治療は妊娠初期や出産間近は控えた15週から32週がいいのですが、緊急であれば、週数を問わずに治療することもできます。
皆さんは、
妊娠中でも歯科医院で治療を受けていいことをご存じですか?
妊娠するとホルモンや体調の変化に伴って、妊婦さんの口内環境にも変化が起こります。
妊娠するとプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。
この女性ホルモンは唾液や歯周ポケットから出てくる液体に混ざって、口の中にも侵入しますが、
歯周病菌はこの女性ホルモンが大好きです。
女性ホルモンの増加によって歯周病菌の動きが活発になり、歯肉炎や歯周炎が起こりやすくなります。
また、体内の免疫力の低下に伴い、歯肉の免疫力も低下します。
さらに唾液の分泌量の低下で口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力が落ちて、口の中が酸性に傾きやすくなったりもします。
その結果、歯茎が腫れたり出血したり虫歯になったりと様々な症状が起こってしまうのです。
なので、
妊娠中こそ歯のケアが大切です。
できれば、妊娠可能な時期になる前に歯科検診を受けていただくのが最もいい方法です。
妊娠時期は、妊娠関連性歯肉炎という女性ホルモンの影響で歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、出血するなどが起こりやすくなります。
女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と生理のサイクルにも影響しているため、女性は歯肉炎になりやすいといわれています。
もともと歯肉炎だった人が、妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくありません。
もし、歯肉の色が赤くなっていてぶよぶよと腫れていたり、歯をみがいた時などに出血しやすいことがあったら気を付けてください。
難しいとは思いますが、妊娠中でもお口のケアも気を付けましょう。
つわりがひどくて磨けないときの方法としてプロバイオティクスがあります。
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