妊娠中の歯科治療 妊娠中でも歯医者に行っていいのですか?

宇都宮兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

妊娠中の歯の治療について書いていきます。

妊娠がわかったけど歯科治療が必要なときはどうするか?

妊娠中に歯科治療が必要な場合は、治療を受けることができますが、いくつかの注意点があります。
まず、妊娠中は体調が不安定になることがありますので、治療前に歯科医師に妊娠中であることを伝え、医師の診断を受けることが重要です。
また、妊娠初期の治療はできるだけ避けることが望ましいです。
妊娠中の女性は特に初期の妊娠期間中に口腔ケアに注意を払い、適切な予防策を取ることが重要です。
妊娠中の歯科治療には、レントゲン検査や麻酔の使用などのリスクが軽微ではありますが全くないわけではないので、できるだけ必要最小限の治療にとどめ、治療を受ける前に歯科医師に相談することが大切です。
また、妊娠後期には横向きになると苦しくなることがあるため、治療を受ける際には、体勢を変えることができる設備を備えた歯科医院を選ぶことも重要です。
総じて言えることは、妊娠中でも歯の健康は重要であり、歯科医師と協力して適切なケアを行うことが必要です。

少し古いのですが、コウノドリという漫画をご存知でしょうか?
ドラマにもなっているのでご存知の方も多いのではないのでしょうか?
うちのワイフは、ドラマも漫画もみてます。
どのような内容かというと
産婦人科医の周辺の人間模様を題材にした物語です。
歯医者と関係がないと思われますが、
11巻で、歯について少しだけですが書かれています。
妊婦さんが歯が痛くなったそうで、歯の治療を受けていいかわからないという話です。
歯が痛く、頬がはれている妊婦さんに、歯周病で早産や低出生体重児が増えるというデータがあります。
また妊娠中は口腔内が酸性になりやすいため、虫歯も進行しやすくなってます。
治療は妊娠初期や出産間近は控えた15週から32週がいいのですが、緊急であれば、週数を問わずに治療することもできます。


皆さんは、妊娠中でも歯科医院で治療を受けていいことをご存じですか?
妊娠するとホルモンや体調の変化に伴って、妊婦さんの口内環境にも変化が起こります。
妊娠するとプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。
この女性ホルモンは唾液や歯周ポケットから出てくる液体に混ざって、口の中にも侵入しますが、
歯周病菌はこの女性ホルモンが大好きです。
女性ホルモンの増加によって歯周病菌の動きが活発になり、歯肉炎や歯周炎が起こりやすくなります。
また、体内の免疫力の低下に伴い、歯肉の免疫力も低下します。
さらに唾液の分泌量の低下で口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力が落ちて、口の中が酸性に傾きやすくなったりもします。
その結果、歯茎が腫れたり出血したり虫歯になったりと様々な症状が起こってしまうのです。

妊娠中の歯周病は、妊娠中に悪化することがあります。

歯周病は炎症を引き起こし、体内に炎症物質が出ることで、妊娠中における合併症のリスクを増加させる可能性があります。また、妊娠中に歯周病が悪化することで、早産、低出生体重児などのリスクも高まるとされています。
そのため、妊娠中の歯周病は、できるだけ早期に治療する必要があります。
歯周病の治療には、歯周病菌を取り除くクリーニングや、歯肉縁下の歯石を取り除くスケーリングなどがあります。また、重度の歯周病の場合は、外科的な手術も必要になることがあります。
ただし、妊娠中に歯周病治療を行う場合は、いくつかの注意点があります。まず、治療によって引き起こされるストレスや痛みが、妊娠に悪影響を与える可能性があるため、歯科医師に妊娠中であることを伝え、治療の際には慎重に行う必要があります。
また、歯科医師が妊娠中に使用する薬剤には、胎児に影響を及ぼす可能性があるものもありますので、医師と相談しながら治療を進めることが重要です。
総じて言えることは、妊娠中の歯周病は早期に治療することが大切であり、歯科医師と協力して、安全かつ適切な治療を行うことが必要です。

妊娠中は虫歯になりやすい?

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や妊娠中の食生活の変化などにより、虫歯にかかりやすくなる可能性があります。
具体的には、以下のような理由が挙げられます。
ホルモンバランスの変化 妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が増え、唾液の分泌量が減少することがあります。
これにより、虫歯の原因となる細菌が増殖しやすくなります。
食生活の変化 妊娠中は、つわりや嗜好の変化により、甘い食べ物やジュース、スナック菓子などをより多く摂取することがあるため、虫歯の原因となる糖分の摂取量が増えることがあります。
妊娠中のストレス 妊娠中は、ストレスや不安が増えることがあります。
このストレスにより、唾液の分泌量が減少し、口内環境が悪化することがあります。
虫歯にならないためには、妊娠中でも適切な口腔ケアを行うことが大切です。
歯磨きは朝晩、食後に行い、フッ素入りの歯磨き粉を使用することが推奨されます。
また、糖分の多い飲み物や食べ物を控え、栄養バランスの良い食生活を心がけることも重要です。
そして、定期的に歯科医師の診察を受け、早期に虫歯が発見された場合は、治療を受けることが必要です。

なので、

妊娠中こそ歯のケアが大切です。
できれば、妊娠可能な時期になる前に歯科検診を受けていただくのが最もいい方法です。
要するに、妊娠可能な年齢になったら歯医者に行って予防しましょうということです。
妊娠時期は、妊娠関連性歯肉炎という女性ホルモンの影響で歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、出血するなどが起こりやすくなります。
女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と生理のサイクルにも影響しているため、女性は歯肉炎になりやすいといわれています。
もともと歯肉炎だった人が、妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくありません。
もし、歯肉の色が赤くなっていてぶよぶよと腫れていたり、歯をみがいた時などに出血しやすいことがあったら気を付けてください。
難しいとは思いますが、妊娠中でもお口のケアも気を付けましょう。

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歯周病進行の予防にプロバイオティクスは効果があるのか?

 

 

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