症例紹介

重度の歯周病とインプラント周囲炎

宇都宮の歯周病専門医 やまのうち歯科医院の山之内です。

今回は、歯周病とインプラントの歯周病について書いていきます。

ホームケア(家で行う歯ブラシなど)だけでは、十分に歯周病の予防することはできないと言われています。

虫歯がなく、歯周病も進行していなければ、ホームケアだけで十分なのかもしれませんが……。

歯周病は世界で最も罹患している感染症であるとギネスにも載っている病気です。

私だけは歯周病にならない、ということは少ないことが考えられますね。

今回は、インプラントの炎症及びその近接する歯の歯周病治療について書いてきます。

インプラントは、虫歯にはなりませんが歯周病になります。

正確には、インプラント周囲炎といいます。

健康だった天然の歯が、ダメージを受け虫歯や歯周病になり抜歯となります。

今までと同じように過ごすのであれば、インプラントといえど長期安定は困難だと言えます。

残っている歯が歯周病になっていると、インプラントも歯周病になりやすくなります。

インプラントを受けたいと思われる方は、

しっかりと歯周病の治療を受けてからインプラントを行ってください。

上記の例は、インプラントではなく手前の歯の歯周病が進行していたので

その部位の歯周病治療、歯周組織再生療法を行いました。

その際、インプラント部の状態を確認するため歯肉を開きました。

本症例の再生治療は、45分程度かかりました。

歯周病の歯に対して行ったリグロスを使用した再生治療を行いました。

歯周治療を行った部位は改善したのが分かります。

その後は、定期健診を受けてもらい現在安定しております。

 

歯周病再生治療の利点は、

歯周病に特化した再生療法を行うことが出来る

特別の場合を除いて保険治療で行うことが出来る

 

欠点としては、

外科治療が必要である

腫れることがある

 

以上が歯周病とインプラントの歯周病についてです。

歯周病といわれたけど、できるかどうか知りたい方は担当の先生と相談の上決めましょう。

 

歯周病再生治療について気になる方は下記をクリックしてください。

歯周組織再生治療3 リグロス

 

 

 

 

関連記事

PAGE TOP