宇都宮市兵庫塚町の歯医者 歯周病専門医の山之内です。
今回は、歯周病の検査について書いていきたいと思います。
歯周病治療で重要なことのひとつは、
歯周病の検査になります。
意外かもしれませんが、歯周病の状態がわからないと
進行具合などが不明なまま進めることになります。
医療でも、検査しないで治療はしないと思います。
歯周病治療も同様に、レントゲン検査、お口の中の写真、歯周精密検査があり通常必ず行う検査です。
その他に、細菌検査や唾液の検査、抗体検査なんてものもあります。
通常行う治療以外の検査は、今のところあまり重要視されていません。
それらの検査を行っても治療計画にはあまり関与しないことがあるからです。
歯周病の検査に歯と歯茎の隙間の深さを測る検査があります。
歯周病の進行状態や炎症を診査する方法です。
この検査方法は、100年ほど進歩していません。
しかし、診査結果から得られるデータの取り方や見方は変わってきてはいます。
一方、レントゲンなどの検査は、歯科用CTが開発され精度も高くなってきているので、
歯を支えている骨の状態を詳しく診査することができるようになりました。
それらを複合させ、歯周病の進行程度を詳しく診査し診断ができるようになってきました。
さらに、診断方法も変化してきました。
以前は、慢性の歯周病中等度のような、単一的な診断方法でしたが、
数年前に欧米で発表された診断方法は、
グレード別になっており、全身的、局所的なリスクなども考えれれています。
まだ、細かい数値などは変更する可能性があります。
保険治療では、反映されませんが治療方針や対策は変化していくかもしれませんね。
歯周病治療には歯周病検査が必要という話でした。
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