症例紹介

テトラサイクリンによる歯牙変色のホワイトニングについて

栃木県宇都宮市の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

歯牙の変色に対するホワイトニングについて書いていきます。

ホワイトニングの効果が少ないものとして、テトラサイクリンによる歯牙の変色と言われています。

このような色をした歯はテトラサイクリン変色歯といいます。

歯が作られる時期にテトラサイクリンという抗生物質を長期内服していた場合に、歯の色が黒くなってしまうことがあります。

歯の表面だけでなく内部まで変色しているため、ホワイトニングでは白くならないと言われています。

黄色い部分は変わってきていますが、

グレーの色が残っています。

テトラサイクリン変色歯に対してはホワイトニングは気長にしないといけません。

月単位でのホワイトニングが必要なことがあります。

ホワイトニングの利点は、歯を削って治療することがなく、歯に対して行う治療は最小限で済みます。

ホワイトニングの利点は、

歯を削らないで歯を白くすることが出来ます

期間を開ければ何度でも行うことが出来ます

欠点として

思ったような色になりません

しみることがあります(しばらくすれば元に戻ります)

以上がホワイトニングの利点と欠点になります。

今回は、ホワイトニングの禁忌症ではありませんが、

効果が低いといわれている、テトラサイクリンによる歯牙の変色に対して行いました。

上記のお口の状態から、虫歯になっている歯はほとんどない部位に

歯を削って被せ物をするのは、少しもったいない気がいたします。

そのため、効果が少ないとはいえ歯を削らないホワイトニングを行うことになりました。

今回は、歯科医院で行うオフィスホワイトニングを行いました。

 

本症例では、治療中治療後、しみることはありませんでした。

治療は、一回で80分ほどかかりました。

価格は、上下前から5番目まで計20本一気に行い、

計 3万(税込3.3万円)となっております。

 

以上の治療を行っても、

どうしても歯の色が気になる際は、ラミネート治療やレジンによるダイレクトボンディングなどがあります。

ホワイトニングと比較して、ラミネート治療やレジンによるダイレクトボンディングは、色のバリエーションが豊富で、

技工士さんや詰め物によって色を変えることが出来ます。

ラミネートべニアやダイレクトボンディングの欠点は、最小限度といえ歯を削ることになることです。

そして、かけたり割れたりするので、いずれやり直しが必要なことがあります。

ただ、天然の歯もかけたり割れることがあるので、

治療したところがかけたり割れたりするのは当たり前になります。

もちろん、数年でダメになるのであれば問題ですが

残っている歯が虫歯や歯周病にならなければ、長期残せることがほとんどです。

様々な治療方がありますが、ホワイトニングはその治療の一つです。

あなたに合った治療を選びましょう。

そのためには、担当医とよく相談の上決めましょう。

 

テトラサイクリンによるホワイトニングについて気になる方は、下記をクリックしてください。

テトラサイクリン系抗生物質による軽度の歯牙変色

       

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