子供の健康を損なう アレルギーと歯の病気
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
このようなデータがあります。
生活保護受給世帯では、アレルギーや歯の病気がある子どもの割合が一般世帯の10倍以上にもなるとの研究結果を、東京大の近藤尚己准教授(社会疫学)らのチームがまとめました。
特にひとり親世帯で病気がある子の割合が大きかったようです。
生活上のストレスやハウスダストなどの居住環境のほか、「対処の仕方を教えてくれたり、助けてくれたりする人が周囲にいない」という孤立状況も背景にあるとみているようですね。
国や自治体は2021年から受給者への健康管理支援事業を始めますが、大人の生活習慣病対策が中心とのことです。
子どもにも有効な支援が確実に届く仕組みが欲しいものですね。
お子様の健康は、政府だよりでは心配です。
ご家族全員で協力していきましょう。
私たち、やまのうち歯科医院も皆さんの健康の一部を担えるよう努力をしていきたいと思います。
アレルギーと歯の病気には、関連性がある場合があります。
例えば、アレルギー症状があると、口腔内の状態が変化することがあります。
花粉症などのアレルギー症状が出ると、鼻づまりや口呼吸が増え、口の中が乾燥してしまいます。
口の中が乾燥してしまうと、唾液の分泌量が減り、口の中の細菌の繁殖が促進され、口臭や歯周病の原因となります。
また、アレルギーによって使われる薬によっては、口の中の状態に影響を与えることがあります。
アレルギーの症状を和らげるために使われる抗ヒスタミン剤や鼻炎薬などは、口の中が乾燥する副作用があるため、唾液の分泌が減り、口臭や歯周病のリスクが高まることがあります。
さらに、アレルギーによって食物制限を受ける場合があります。食物制限を受けることで、栄養バランスが崩れ、歯周病などの口腔内の病気のリスクが高まることがあります。
以上のように、アレルギーと口腔内の状態には関連性があります。口腔内の健康を保つためには、アレルギー症状が出た場合には適切な対処をすることが大切です。また、口の中を清潔に保ち、栄養バランスの良い食生活を心がけることも重要です。