コラム
2020年02月22日
花粉症のせいでお口の環境が悪化!?
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院院長の山之内です。
今年は新型コロナウイルスの影響でマスクが手に入りづらい状況が続いているようです。
そろそろ花粉症が気になる季節ですが、こちらもマスクは必須アイテムですから、早く手に入りやすい状況が戻るといいですね。
花粉症の時期になると「口が臭いな…」と感じる方がいらっしゃると思います。
花粉症の症状で鼻詰まりになると口呼吸になり、お口の中が乾燥しやすくなります。
お口の中から唾液が減ってしまうと、細菌が繁殖しやすくなって、口臭が強くなる原因となります。もちろん歯周病菌やむし歯菌も増殖しますので、これらの危険性も高まるということになります。
鼻詰まりだけでなく、花粉症のお薬の副作用で唾液が減ることもありますから、対策が必要ですね。
お口の中の乾燥を防ぐには、手軽にできる唾液腺マッサージが有効です!
①耳下腺マッサージ
耳たぶのやや前側、上の奥歯あたりを指全体でやさしく押しながらマッサージします。5~10回繰り返しましょう。
②顎下腺マッサージ
あごの骨の内側に指をあて、耳下からあごの先までを優しくマッサージします。こちらも5~10回程度繰り返してください。
③舌下腺マッサージ
あごの先のとがった部分の内側を、下あごから舌を押し上げるように押します。自分で行う場合は、両手の親指を使うと良いでしょう。これを5~10回繰り返します。
他にも、しっかり水分補給したり、ガムを噛んだりすることも効果的です。(ガムはキシリトール入りのものを選んでくださいね)
プラーク(歯垢)もつきやすくなっていますので、普段以上にしっかり歯みがきを行いましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯と歯の間のお掃除も忘れずにしてくださいね。