動物たちのお口事情
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院 院長の山之内です
動物の猫や犬の口の中は見たことがあるかもしれませんが、水中にすんでいる魚などのお口は見たことは少ないかと思います。
暑い日や寒い日が続くと、水辺で過ごす生き物たちはどうしているのだろうと思いませんか?
そこで、水中や水辺で生きる生き物たちのお口事情を調べてみました。
サメの歯が2・3日ごとにどんどん入れ替わり、一生のうちで2万本以上生え変わるというのは結構よく知られた話ですね。
抜群の切れ味を保ち、獲物を確実にしとめるためにはそれだけ頻繁な生え変わりが必要なのでしょうね。
カミツキガメの仲間であるワニガメの口の中には釣りの道具が備わっています。
なんとお口の中に疑似餌が…。ワニガメの舌にはミミズのような突起があり、口を大きく開けてそのミミズで魚をおびき寄せてとらえます。
口を開けているだけでエサが飛び込んでくるのですから、あとはパクッと閉じるだけ。こんな楽なことはないですね。
北極に住むセイウチ。上あごから伸びる立派な牙が特徴的ですね。大人のオスの牙は100cmほどまで伸びるそうですが、立派過ぎて食事には使えません。
では何に使うのかというと、ホッキョクグマやオス同士の争い、氷や陸に上るときにピッケルのように使ったり、
海底の砂に突き刺して前進するために使うこともあるのだとか。
ちなみにエサは口元にもしゃもしゃに生やしたヒゲで海底の砂を漁って二貝類や甲殻類などを探し出して食べるそうですよ。
そうそう、ちょっとグロテスクですが、人の歯のような魚がいるそうですね。
ピラニアと同様、「Pacu」も肉食の魚ですが、水中の植物も食べるいわゆる雑食の魚であることが特徴です。
そして最大の特徴は“歯”。 キレイに整い、横並びになっている歯は人間そっくりだそうです。
住む場所も違ければ獲物の捕らえ方も違う生き物たち。それぞれのお口が必要な形・役割へと進化しているのですね。私たちのお口に中にある歯も生きるため、食べるために非常に重要な役割をしています。毎日しっかりケアをして大切に守っていきましょう!