酸蝕歯
2025年03月14日
酸蝕歯 3月4日は酸蝕歯の日
3月4日は「酸蝕歯(さんしょくし)」の日
「3(さん)4(し)」の語呂合わせ から、3月4日は「酸蝕歯の日」 とされています。
れは、歯が酸によって溶ける「酸蝕症(さんしょくしょう)」の予防を啓発するため に制定されました。
酸蝕歯とは?
酸によって歯のエナメル質や象牙質が溶けてしまう状態 のこと。
むし歯とは異なり、細菌が原因ではなく、食べ物や飲み物の酸が直接歯を溶かす のが特徴です。
酸蝕歯の症状
エナメル質が薄くなり、内側の象牙質が透ける
歯がしみる(象牙質が露出し、知覚過敏になる)
歯がすり減り、噛み合わせが変わる
酸蝕歯の原因となる食品・飲み物
酸蝕歯を引き起こしやすいのは、pHが低い(酸性の)飲食物 です。
飲み物
炭酸飲料(コーラ、サイダー、エナジードリンク)
スポーツドリンク
ワイン
100%フルーツジュース(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)
食べ物
柑橘類(レモン、オレンジ、グレープフルーツなど)
酢を使った料理(ピクルス、寿司、ドレッシング)
トマトや梅干し
その他の原因
逆流性食道炎(胃酸が口に戻ってくると、歯を溶かす)
過度な歯磨き(酸性の飲食後すぐに強く磨くと、エナメル質を傷つける)
摂食障害(過食嘔吐)(嘔吐による胃酸の影響)
酸蝕歯を防ぐためのポイント
1. 酸性の飲食物の摂り方を工夫する
- ダラダラ飲みを避ける(長時間、酸にさらされるのを防ぐ)
- ストローを使う(飲み物が歯に直接触れにくくなる)
- 飲んだ後に水やお茶で口をすすぐ
2. 歯磨きのタイミングに注意する
- 酸性の飲食後すぐに歯を磨かない!(30分~1時間後がベスト)
- フッ素入り歯磨き粉を使う(歯の再石灰化を助ける)
3. 生活習慣を見直す
- 胃の不調(逆流性食道炎)がある場合は治療する
- 酸性の飲食物を摂りすぎない
- 定期的に歯科検診を受ける
以上が酸蝕歯の日と酸蝕症です。
見当たる点がありましたら、歯医者に行ってみてくださいね。