歯医者
2025年03月18日
飲まない方がいい薬?
お医者さんが絶対飲まない薬は、座薬だと思います。
そんなの飲む奴いないと思われますが、実際にいらっしゃたので書いていきます。
坐薬の種類にもよりますが、やはり坐薬は腸の粘膜から吸収させるように作られているので、不都合がおきるかもしれません。
一番多い熱冷ましの薬(解熱鎮痛剤)は、胃腸障害(胃が痛くなる、ひどいと潰瘍を作ることがある)をおこしやすため、坐薬で使われることがよくあります。
1回だけ飲んだのでは大丈夫でしょうが、何回も続けてというのは、心配です。
中には、内服と坐薬で中に入っている薬の量がずいぶん違うことがあります。
直腸の粘膜から吸収されると、真っ先に肝臓の中を通るのですが、薬の中には効果が落ちてしまうものもあります。
そのため、坐薬のほうが数倍多い量が含まれているものもあり、これを飲んでしまうと、思いがけない副作用がでるかもしれません(吐き気止めの坐薬がそうです)。
この逆の薬もあります。
ということで、坐薬はあくまでも坐薬。
たまたま飲んでしまったぐらいでは大丈夫でしょうが、やはり注意して使って下さい。
坐薬は肛門または膣から挿入し、体温または分泌液で徐々に溶ける固形の薬剤です。
坐薬は成分が直腸から吸収され、肝臓を通過しないため薬が分解されにくく、比較的安定した効果を発揮します。また、他の薬剤や食事との影響もありません。
使用の際は用法・用量を注意して使用しましょう。