コラム
2021年08月24日
あなたが与えるたばこの害
宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
今回は、タバコの害について書いてきます。
とうとう、タバコの害が家族の歯にまで及んできました。
家族の吸うたばこの煙にさらされた子どもは、
家族に喫煙者がいない子どもに比べて、
3歳までに虫歯になる可能性が最大2倍になったとの研究結果を、
京都大の川上浩司教授と田中司朗准教授らのチームが、
英医学誌BMJに発表したそうです。
神戸市で2004~10年に生まれた7万6920人のデータを解析し、
生後4カ月での受動喫煙の状況と、
3歳時点で1本以上の虫歯や治療歴があるかどうかをリサーチした結果
家族に喫煙者がいる子は全体の55・3%、
家族に喫煙者がいない子に比べて1・46倍。
特に、面前で吸われる子では2・14倍になったそうです。
これまでの研究では、受動喫煙によって唾液の成分が変化し、
虫歯ができやすくなる可能性があるそうです。
喫煙する方は、吸う時には周囲に気をつけましょう。
ちなみに、電子タバコについての歯科のデータは、まだありませんのでわかりませんが、
気を付けて吸ったほうがいいようですね。
たばこは、あなただけでなく家族の体とお口の健康をも奪ってしまうかもしれません。
生え変わるからと言って乳歯の虫歯を放っておかないでくださいね。
その理由を知りたい方は下記をクリックしてください。