うがい薬の上手な使い方!うがい薬を使っている人が知っておくべきポイント
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
1. うがい薬、正しく使えていますか?
「なんとなく毎日使っているけど、本当に効果があるの?」
そんな疑問を持っている40代女性の方も多いのではないでしょうか?うがい薬は、正しく使えば口内の細菌を減らし、歯周病や口臭の予防に効果的ですが、間違った使い方をしていると十分な効果が得られないこともあるかもしれません。
今回は、うがい薬の効果を最大限に引き出す正しい使い方と、選び方のポイントを解説します!
2. うがい薬の役割とは?
うがい薬は、主に口内の細菌を減らすために使われます。特に、歯磨きでは落としきれない細菌や、のどの奥にいるウイルスを減らす効果が期待できます。
うがい薬の主な効果
殺菌・抗菌作用:口内の細菌を減らし、歯周病やむし歯のリスクを軽減
口臭予防:細菌の繁殖を抑えて、口臭を防ぐ
喉の炎症予防:風邪やインフルエンザの予防にも効果的
歯周病対策:歯ぐきの炎症を抑える成分が含まれているものも
しかし、使い方を間違えると効果が半減してしまいます!
3. うがい薬の正しい使い方
「とりあえず口に含んでブクブク…」では不十分!
効果的なうがいの手順
まずは水でうがい:食べかすや汚れを先に落とす
適量のうがい薬を口に含む(製品ごとの適量を守る)
15~30秒ほど口の中でブクブクうがい(歯ぐきや舌もしっかり洗う)
のどの奥でガラガラうがい(風邪予防のためにも)
吐き出した後は、しばらく飲食を控える(30分程度が目安)
この流れでうがいをすれば、口内の細菌をしっかり減らし、最大限の効果が期待できます。
4. うがい薬の選び方
ドラッグストアにはさまざまな種類のうがい薬が並んでいますが、選ぶポイントは以下の通りです。
① 殺菌成分が入っているものを選ぶ
うがい薬には、殺菌成分の強いもの・穏やかなものがあります。
強めの殺菌作用(風邪・インフルエンザ予防向け)→ ポビドンヨード(イソジンなど)
口臭・歯周病予防向け→ CPC(塩化セチルピリジニウム)、グルコン酸クロルヘキシジン
低刺激で毎日使えるもの→ L8020乳酸菌、ハーブ系
② アルコールの有無をチェック
アルコール入りのものは刺激が強め → 口の中が乾燥しやすい人はノンアルコールタイプを選ぶ
③ 継続できる味や香りを選ぶ
うがい薬に入っている成分が合わない方もいらっしゃるので、ヒリヒリしたり味覚障害が出たら使用するのをやめてください。
うがい薬は毎日使うものなので、自分が続けやすいものを選ぶのが大切です!
5. うがい薬を使うタイミング
「いつ使えばいいの?」という疑問も多いですが、次のタイミングがベストです。
朝起きたとき(寝ている間に細菌が繁殖するため)
食後(食べかすが残ると細菌が増えるため)
寝る前(1日の汚れをしっかりリセット)
外出先で歯磨きができないとき(口臭予防に)
特に歯磨きの後に使うことで、より効果的に細菌を抑えることができます!
6. うがい薬を使うときの注意点
「うがい薬だけ」で歯周病は防げない!
歯周病やむし歯を予防するには、歯磨き・フロス・歯科検診が不可欠です。
長期間使いすぎると、口内の善玉菌も減ることがある
強力な殺菌作用のあるうがい薬を毎日何度も使うと、口内のバランスが崩れることも。
1日2~3回を目安に使用し、バランスをとることが大切!
7. まとめ:うがい薬を上手に活用して健康な口内環境を!
うがい薬は、正しく使えば歯周病予防や口臭対策にとても効果的です。
水で口をすすいでから使う
適量を守って、しっかりブクブク&ガラガラ
使いすぎに注意しながら、歯磨きと併用する
この3つを意識することで、より効果的に口内の健康を守ることができます!
「最近、口臭や歯ぐきの腫れが気になる…」と感じたら、歯医者さんにご相談ください。
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