義歯を毎日清掃しないと危険?高齢者の死亡リスクと口腔ケアの重要性
義歯の清掃不足が全身の健康に影響する理由
高齢者にとって義歯(入れ歯)は、食事や会話を支える大切な医療器具です。しかし、「毎日きちんと清掃していない」「寝るときも入れ歯を入れたまま」という方は少なくありません。
近年の研究では、義歯の清掃不足が誤嚥性肺炎や全身疾患のリスクを高め、死亡率とも関連する可能性が示唆されています。
義歯は細菌の温床になりやすい
義歯の表面には目に見えない凹凸が多く、**歯垢(バイオフィルム)や真菌(カンジダ菌)**が付着しやすい特徴があります。
特に清掃が不十分な場合、以下のような問題が起こります。
- 義歯性口内炎
- 口臭の悪化
- カンジダ菌の増殖
- 細菌を含んだ唾液の誤嚥
これらは単なる口の中の問題にとどまらず、肺炎や全身感染の引き金になることがあります。
義歯と誤嚥性肺炎の深い関係
高齢者の死亡原因の上位にあるのが誤嚥性肺炎です。
不衛生な義歯に付着した細菌が唾液とともに気道へ入り、肺炎を引き起こすと考えられています。
実際に、
「義歯を毎日外して清掃している高齢者は、そうでない人に比べて肺炎発症リスクが低い」
という研究報告もあり、義歯管理の重要性が注目されています。
義歯清掃と死亡リスクの関連性
近年の疫学研究では、
義歯を日常的に清掃していない高齢者は、全死亡リスクが高い可能性がある
ことが示唆されています。
その理由として、
- 慢性的な炎症状態
- 感染症リスクの増加
- 栄養状態の悪化(噛みにくさ・食欲低下)
などが複合的に関与していると考えられています。
義歯を清潔に保つことで得られるメリット
義歯を正しく管理することで、次のような効果が期待できます。
- 誤嚥性肺炎の予防
- 口内炎・痛みの予防
- 噛む力・食事量の維持
- 栄養状態の改善
- 生活の質(QOL)の向上
**「義歯の清掃=命を守るケア」**といっても過言ではありません。
正しい義歯清掃のポイント
高齢者ご本人、または介護に関わる方は、以下を意識しましょう。
- 義歯は毎食後、少なくとも1日1回は清掃
- 義歯専用ブラシを使用
- 歯磨き粉は使用しない(傷の原因)
- 就寝時は義歯を外し、洗浄剤に浸す
- 定期的に歯科医院で適合チェック
歯科医院での定期管理が重要な理由
義歯は時間とともに合わなくなり、清掃しにくくなることがあります。
歯科医院での定期的なチェックにより、
- 義歯の適合調整
- 専門的なクリーニング
- 口腔内の炎症や感染の早期発見
が可能になります。
まとめ|義歯の清掃は健康寿命を左右する
義歯を毎日清掃しないことは、
口の中だけでなく、全身の健康や生命予後にも影響する可能性があります。
高齢者にとって、
「よく噛める」「清潔な口腔環境を保つ」ことは、
健康寿命を延ばすための重要な要素です。
義歯を使っている方こそ、
毎日の清掃と歯科医院での定期管理を大切にしましょう。

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