コラム
2021年07月26日

新たなう蝕関連細菌 スカルドビア菌

栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

新たなう蝕関連菌について書いていきたいと思います。

虫歯の原因菌といえば、ストレプトコッカスミュータンス菌といわれてきました。
東北大学大学院歯学研究科口腔生化学分野の高橋信博教授、安彦友希助教および同研究科顎口腔矯正顎分野の亀田真衣歯科医師らの研究グループは、米国フォーサイス研究所の Anne Tanner 博士らとの共同研究で、早期の小児う蝕患者から特徴的に検出されるスカルドビア菌のう蝕誘発機能、とくに糖代謝に関する生化学的機序について明らかにしました。
この菌の特徴は、高い耐酸性能を有し酸性環境下でも酸を産生し続けることが可能で、特異的な糖代謝経路によってフッ化物の阻害効果を回避する以上がこの菌の厄介なところです。
虫歯の数が多い方に見られる菌だそうです。
できるだけ、悪い菌を減らして、いい菌を増やすようにしていきましょう。

    

この菌がいるとリスクは高いかもしれませんが、必ず虫歯になるわけではありません。
そうならないために、定期的な予防治療と家で行う歯ブラシやフロスが大切になります。
乳歯のうちに虫歯の菌の定着を防ぎ、環境を整えるようにすると
むし歯のなりにくい状態になるといわれています。
子供の歯は生え変わるからと言って放置すると大変なことになってしまいます。

スカルドビア菌は、人間の口腔内に生息するグラム陽性の細菌です。
スカルドビア菌は通常、口腔内の微生物叢の中で微量に存在しており、一部の人々の喉の痛みや咳嗽、気管支炎などの呼吸器疾患の原因菌の1つとして知られています。
スカルドビア菌は、通常の抗生物質に対して感受性が低く、また、唾液や血清中のタンパク質によっても阻害されないため、治療が困難であることがあります。
しかしながら、スカルドビア菌は一般的に人間に対して病原性が低く、感染症を引き起こすことは稀であるとされています。
一部の研究によれば、スカルドビア菌は、歯周病や虫歯などの口腔内疾患に関連している可能性があります。
そのため、適切な口腔衛生や歯科医師による定期的な検診が重要となります。
また、スカルドビア菌感染症の治療には、通常の抗生物質に代わる新しい治療法の開発が求められています。

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子供のむし歯の放置

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