コラム
2019年09月21日

タバコによる害  smoking dameges

栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

日本のたばこのパッケージが写真やイラストで喫煙の健康リスクを警告していないのは国際的に遅れているとして、医療系学会などで作る団体が表示デザインの公募を始めました。
採用作品を国に示して検討を促すとともに、各学会で啓発教材として活用するようです。
公募しているのは日本呼吸器学会、日本小児科学会など30学会が参加する「禁煙推進学術ネットワーク」で、歯科界からも、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会、日本歯周病学会が参加しています。
たばこの箱は現在、「肺がんの原因の一つとなります」などの警告を面積の30%以上を使って表示することが義務付けられています。
たばこ事業を所管する財務省は、2020年東京五輪に向け面積を50%以上に広げる方針のようですが、
諸外国で見られる傷んだ臓器などの画像表示は「過度に不快感を与えないようにするのが必要」として採用の構えがないようですね。
たしかに、コンビニ等などで臓器のダメージが書かれているタバコが売っていたら、あまり気持ちがいいものではないかもしれませんね。

タバコは、健康に対する多くの害があることが知られています。
タバコを喫煙すると、喉や肺などの呼吸器官に対する悪影響がありますが、同時に口腔内にも多くの害を与えることがあります。
タバコによる口腔内の害は以下のようになります:

  1. 口腔がん:タバコには、がんを引き起こす物質が含まれています。喫煙者は、口腔がんのリスクが非常に高くなります。がんが発生する箇所は、舌、唇、口蓋、頬などです。
  2. 歯周病:タバコを喫煙すると、口腔内の血液循環が悪くなり、細菌や歯垢が歯茎にたまりやすくなります。これが原因で歯周病が進行し、歯を失うこともあります。
  3. 口内炎:タバコに含まれる化学物質が、口腔内の組織を刺激することがあります。これが原因で口内炎ができることがあります。
  4. 口臭:タバコに含まれる化学物質が、口腔内の細菌の増殖を促進することがあります。これが原因で口臭が発生することがあります。
  5. 歯の変色:タバコのニコチンは、歯を黄色く変色させることがあります。また、タバコの煙が口腔内に吸い込まれることで、歯の表面に黄ばみがつきやすくなることもあります。

これらの害を避けるためには、禁煙が最も有効です。
また、歯磨きやフロスの習慣を定期的に行うことも大切です。
定期的な歯科検診を受けることも、口腔内の健康を維持する上で重要です。

非加熱式たばこについて気になる方は下記をクリックしてください。

歯科9学会の共同声明 加熱式タバコに関する注意喚起

やまのうち歯科医院

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