歯科矯正治療 上下の部分矯正
歯並びが気になるけど、歯を削って被せもので治したくない。
といっても矯正は長くかかるし痛いと聞いてる。
歯並びをよくしたいと思う方は多くいらっしゃいますが、どうすればいいか悩むと思います。
できれば歯医者に行きたくないという気持ちはわかりますが、
歯医者に一生行かれない方はほとんどいらっしゃいません。
今回は、上下の前歯の矯正について書きたいと思います。
細かいところは、不十分なところはありますが
歯並びが改善したので、歯ブラシしやすくなり歯肉炎が改善したのが認められます。
当院の矯正治療は、お口の健康を取り戻し、悪くなり難い環境を作ることです。
審美というよりも、お口の健康を第一に考えて行う治療を行っているので
患者さんのご要望に沿えない場合もあります。
きれいにするために、健康な歯を削り虫歯や歯周病になるリスクを取ることはあまりお勧めできません。
期間はかかってしまいますが、現在コロナ禍でマスクを使用しているのが当たり前になっています。
この時期に初めて見るのもいいのかもしれません。
治療前
治療終了後
上記症例では、
上下の歯並び、歯科矯正治療を行いました。
治療期間は、8か月程度でした。
上下の前歯を行っているので、20万円(税込22万円)+リテーナー代1万円(税込1.1万円)になります。
月五千円の調整料なので、すべて合わせて25万(税込27.1万円)となりました。
治療中の痛みは、動かし始めの数日間は痛みが出たそうですが、痛み止めを服用するほどではなかったそうです。
この治療の利点として
歯をほとんど削ることなく動かすことが出来ます
動かすのは局所的なので痛みが少ないこと
全顎矯正に比べて期間がみじかくて済むことがほとんどです
欠点として
保険治療適応ではありません
多少痛みが生じることがあります
理想の位置に動かすことが出来ません
適応症が限られます
以上があげられます。
この治療によって、歯ブラシしやすい環境になり
予防をしやすい状態になります。
矯正治療は、歯並びをよくして見栄えをよくするという点はありますが、
歯並びの見た目は、主観が多くかかわってきます。
学会で決められた基準通りの結果を出し、
磨きやすいきれいなお口の環境を作ったとしても、
治療をされた本人が気に入らないことが稀にあります。
その場合は、無理がない程度には本人の希望に添えるかもしれませんが、
顎の骨の状態によりできることに限界があります。
状態により、顎切といったあごの骨を切ってつなげる手術が必要なんてこともあるかもしれません。
歯の入るスペースがないからと言って、
顎を超えて広げると、歯肉が下がってしまい
ひどくなると抜歯しないといけないこともあります。
また、抜歯をしたくないからと言って
無理歯を並べると、出っ歯になることもあるようです。
治療することにより前より環境が悪くなるなんてこともあるかもしれません。
矯正治療などの大掛かりの治療を受ける際は、担当の先生と相談の上決めたほうがいいかもしれません。
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