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2022年07月08日
20代男性「歯肉が下がって歯がしみる」 歯肉移植で改善した症例
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
20代男性「歯肉が下がって歯がしみる」 歯肉移植で改善した症例
治療前 治療後
タイトル | 20代男性「歯肉が下がって歯がしみる」歯肉移植で改善した症例 |
年齢・性別 | 20代男性 |
ご相談内容 | 「数年前から歯肉がだんだん下がってきた」と、当院へご相談に来れれました。歯肉の退縮と動揺が主訴で、だんだん前歯が下がってきて心配になり来院されました。 |
カウンセリング・診断結果 | 診察したところ、全体にわたって歯肉の炎症による発赤と腫脹が認められ、特に左下の前歯は歯肉が下がり知覚過敏も起こしていました。診断結果は、広範型慢性歯周炎 ステージⅠ グレードBです。
大きな虫歯はありませんでした。 |
行ったご提案・治療内容 | 歯肉が下がりしみたり痛みがあると、詰め物で対応することが多くあります。詰め物で充填するとしみるのことは改善できるのですが、着色がつきやすくなることがあります。
当院では、可能な限りそのようなことを防ぐために歯肉移植という治療法を行うようにしています。 本症例では、患者様のご希望に沿って、炎症をある程度改善させた後、歯肉移植を含めた歯周病の治療に専念しました。 |
術後の経過・現在の様子 | 術後の経過は良好で、現在も定期的なメインテナンスで通院されています。 |
治療期間 | 約2か月 |
治療回数 | 4回 |
総額治療費の目安 | 歯肉移植 保険適用再生治療の種類によっては保険適応にならないこともあります。 |
治療のリスクについて | ・再生治療後、腫れや出血が出ることがありますが、痛みは痛み止めで落ち着く程度、出血は次の日には落ち着く程度です。本症例では出血は軽微で、痛み止めは2日ほど服用しました・歯周病治療は十分なメンテナンスを行わないと、再発して進行することがあります。 |
やまのうち歯科医院 院長より | 「歯周病を治したい」とのご希望は、非常に多いご相談の1つです。男女問わず、世界で最も罹患している病気が歯周病です。歯周病が進行することにより隙間が空き見栄えも悪くなります。
歯肉が腫れていると、歯ブラシが痛くしっかりと磨くことができないと、さらに増悪してしまいます。 歯周病が進行すると、歯が揺れているため、しっかりと噛むこともできず、やわらかいもが中心となり、栄養不足により、お口の筋力から全身の筋力低下になりかねません。 そうなる前に、一度歯医者に相談してみませんか? 気になる方は一度ご相談ください。 |
歯周病により、歯肉の退縮が全顎にわたり認められます。
治療後に歯肉が引き締まり向かって右下糸切り歯の歯肉の改善を認めます。
歯肉の炎症は改善し、歯肉の下がりも改善したものの歯肉の裏打ちなので、今後注意深く見ることが必要になります。
治療終了後18か月後のお口の状態です。
歯周病は安定しています。歯肉の腫れもなくなり揺れもほとんどおさまっています。
もちろん歯肉退縮の再発もしていませんでした。
以上が歯肉退縮の治療の一例ですが、完全被覆するには何度も行う場合もあり状態により改善する位置が異なります。
行う際は、担当の先生とよく相談の上決めていきましょう。
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