再生治療 歯周外科 歯周病 歯周病治療
2022年09月13日

歯周病治療 歯肉が下がったときに行う治療

宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院 歯周病専門医の山之内です。

今回は、歯肉退縮と歯肉移植について書いていきたいと思います。

歯を支える骨が薄い部位に、歯周病の進行が起こると歯肉退縮することがあります。

歯肉が薄い部分に、硬い歯ブラシなどで強い力でごしごし磨くと歯肉が傷ついて歯肉が下がることもあります。

しかしながら、十分に磨けていないと歯周病が進行して歯周病が進行してしまうこともあります。

適正な圧で丁寧に磨く必要があります。

これが、歯医者さんが力を入れないで磨いてくださいという理由です。

歯肉の下に顎の骨があり、歯周病になっていなければ、

力を入れて歯ブラシしても、歯肉が傷つくことはあっても、下がることはまずありません。

歯肉が下がっても、しみるかもしれない程度で、虫歯のような痛みなどはほとんどありません。

ですので、気が付いたら進行してしまったなんてことはよくあることです。

痛みがないからと言って放っておくと下記のようになってしまうことがありますので気を付けてください。

残念ながら、歯周病が進行して歯肉が下がってしまった場合、

歯肉を改善させるには、歯肉移植治療しかありません。

詰め物を行ったり被せ物をいれたりすると、詰め物や被せ物を除去しないと歯肉移植をすることが出来ません。

そのため、そのような治療を行ってしまうと余計な治療を行う羽目になります。

治療を行う前にしっかり担当の先生と相談の上治療をしてくださいと皆さんにお願いしています。

やまのうち歯科医院では、カウンセリングを行うようにしています。

上記の例は、真ん中の歯肉が下がっているのが分かります。

たまにしみるとのことですが、その他の症状はありませんでした。

歯肉が下がっているだけで、左右のあごの骨は少し進行している程度の状態でした。

そのため、歯肉移植を行うこととなりました。

左右の歯を支えるあごの骨がないと、歯肉移植を行っても左右の骨の位置までしか上がることはほぼありません。

たとえ、歯肉の上まで移植した歯肉を持ってきたとしても、そこに定着することはできません。

歯肉移植の利点は、

歯や歯肉に対するダメージはありません

何度でも行うことが出来ます

欠点は、

外科治療を行う必要があります

絶対成功するわけではありません

以上が、歯肉移植の利点欠点です。

歯周外科にかかった時間は、45分程度です。

痛みは、歯肉を取ったところがひりひりしたようですが、痛み止めを服用するほどではありませんでした。

治療回数は、歯周外科の歯肉移植、消毒、抜糸、クリーニングの4回ほどで治療は終了です。

移植でとった歯肉の場所は、10日程度である程度歯肉が出来上がりすべての方が数週間で気にならなくなったそうです。

治療費用は、保険治療になりますので保険料によって変わります。

ただし、エムドゲインなどの保険外の材料を使用する際は自費治療になりますのでご注意ください。

また、インプラント部に行う際も保険治療で行うことが出来ませんので気を付けましょう。

歯肉が下がったらかといって、安易に詰め物を行うと歯肉移植が出来なくなることもあります。

もしくは、予後が悪くなることもありますのでよく考えてから治療を行ってください。

そのため、やまのうち歯科医院では歯肉が下がって歯が多少削れていても、症状がなければ経過観察して進行しないよう予防するようにしています。

このような状態を確認するため、お口の写真を撮影を行いお口の変化を見ていっています。

歯肉移植についてもう少し知りたい方は下記をクリックしてください。

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やまのうち歯科医院

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