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2021年12月17日

歯周病治療 重度歯周病に対しての治療

宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院 歯周病専門医の山之内です。

今回は、歯周病治療の重度歯周病に対して行う治療について書いてきたいと思います。

歯を抜く原因として、日本度最も多い原因というのは歯周病といわれています。

歯周病が進行していても痛みが出にくいので気が付いたら一本また一本と歯が抜けてしまうこともあります。

むし歯であれば、一本ずつ進行していきますが、歯周病は一本ずつ進行することもありますが

たいていは、全体的に進行することがほとんどです。

全体的に進行するため、一気にダメになることがあります。

そうなると、たくさん歯を抜かなければいけなくなります。

歯医者に行ったら、歯をどんどん抜かれた何てこと聞いたことがあるかもしれませんが、

こういった理由で、歯をどんどん抜いてしまうのです。

では、こういった歯を抜かないでおいていくとどうなのでしょうか?

下記の場合、噛むところがほとんどないので、

咀嚼障害が起こってしまいます。

それでは、入れ歯を作るとしても総入れ歯以外は、残っている歯にばねをかけなければ、

すぐに落ちてしまいます。

入れ歯を作らなければ噛めず、入れ歯を作るとなると残っている歯に負担がかかるので、

歯をしっかり噛めるようにしなければいけません。

グラグラしている歯を無理に残しても、

咬めない、使えない状態であればあまり意味がありません。

そのために、使用できない歯は抜歯をし、の越せる可能性がある歯をしっかり治療します。

  初診時のお口の状態です

上記の方は、痛みはないのですがものが食べにくく、歯がグラグラするとのことで来院されました。

歯が揺れている原因は、見た通りで、歯周病が進行して歯を支えるあごの骨が溶けてしまっていることが分かります。

その上、当たる部位が少ないため、負担過重でさらに歯がゆれている状態になっています。

咬めるようにするため、歯周治療用義歯という入れ歯を作成し、

負担過重を減少させ、保存不可能歯を随時抜歯して

虫歯の治療を行い歯周病の状態を安定したのち被せ物をしていきます。

治療終了時の写真時です

重度の歯周病治療に対しての注意点は、

長期間治療がかかります。

その理由として、治療してもすぐに良くなるわけではありません。

徐々に回復していくので時間がかかってしまいます。

しっかり治せば、長期保存することが可能になりますが、

定期的なメインテナンスをさぼれば、すぐ悪化して抜歯になる可能性があります。

歯ブラシしていればいいのでしょうと思われるかもしれませんが、

今までも歯ブラシしていて、進行してしまっているので、

自己流の歯ブラシになってしまうと、気が付いたら再度歯周病が進行してしまいますよ。

そのようになりにくいように、定期的なメインテナンスを行い進行しにくい環境を作るのです。

特に重度の歯周病の方は進行してしまうと、

ただでさえ、歯を支える骨が少ないところは抜歯になってしまいます。

今まで通りの生活では、歯が抜けてしまうので、より注意して歯を磨いていただき、短めのメインテナンスになることがあります。

出来れば、歯周病にならないほうがいいのですが、

進行してしまった際は、しっかり歯周病の治療を行い、

丁寧な歯ブラシや歯間ブラシなどの清掃を行わないと進行するリスクが高くなります。

期間がかかるからと言って歯医者に行かないと、より悪化してより長期の治療期間がかかるかもしれません。

気になるときは、我慢しないで歯医者に行ってきましょう。

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