コラム
本当にキャラメルは銀歯泥棒なのか？
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
キャラメルは本当に銀歯泥棒なのかを書いていきたいと思います。
「キャラメルは銀歯泥棒」というフレーズは、一昔前に流行したギャグです。
泥棒とは、他人の物を盗むこと。
ほかに、どろぼうというと、パンどろぼう、かいけつぞろりなど泥棒と呼ばれるものはいるようですね。
話がずれましたが
ということは、キャラメルは銀歯泥棒することがあるということになります。
ただ、取れるということと、キャラメルが銀歯を溶かしてしまうというわけではありません。
これは、キャラメルは粘着性が高く、銀歯に付着すると取り除きにくいという理由からです。
銀歯は、虫歯治療などで歯の神経を取った後、歯の強度を補うために使用される金属製の詰め物です。
銀歯は金属アレルギーを引き起こす可能性があり、近年では白い詰め物であるセラミックやジルコニアなどが主流になっています。
また、セラミックやジルコニアに比較して銀歯の方が汚れが付きやすいといわれています。
そのため、盗みやすくなっているのかもしれません。
キャラメルを食べる際には、銀歯に盗まれないように注意して食しましょう。
また、銀歯に付着してしまった場合は、歯磨きで丁寧に磨き取りましょう。
取れたり色が気になる場合は、歯科医院でセラミックインレーなどの白い詰め物に交換することを検討しても良いでしょう。
以下に、キャラメルと銀歯に関する豆知識をご紹介します。
キャラメルは銀歯を溶かさない
キャラメルは、砂糖と水飴を主成分とするお菓子です。砂糖は水に溶けやすい性質がありますが、銀歯を溶かすほどの強い酸性度ではありません。
キャラメルは銀歯に付着しやすい
キャラメルは粘着性が高いため、銀歯に付着すると取り除きにくいことがあります。
なので、キャラメルを食べる際には、銀歯に付着しないように注意する
キャラメルを食べる際には、銀歯に付着しないように注意しましょう。
銀歯に付着してしまった場合は、歯磨きで丁寧に磨き取る
銀歯に付着してしまった場合は、歯磨きで丁寧に磨き取りましょう。
銀歯は金属アレルギーを引き起こす可能性がある
銀歯は金属製の詰め物であるため、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
近年では白い詰め物が主流になっている
銀歯の代わりに、白い詰め物であるセラミックインレーなどが主流になっています。
現在、保険ですべての歯が白くすることができますが、今のところ色の種類や強度、接着に難がありすべての方に適しているとは言えません。
銀歯泥棒された場合は、かかりつけの歯医者に相談しましょう。
利用できる場合は、接着することができますが、虫歯などで取れた場合はやり直す場合があります。
付けるだけでいいのでと思われるかもしれませんが、本当につけるだけならいいのですが根の病気になっていたり、虫歯になっていたり、歯周病になっているかもしれないのでつけるだけで済まないことがほとんどです。
粘着性のある食べ物の中でも脅威とされているものがあります。
恐怖の粘着力。それが、『ミルキー』！！
どうやらこのことは、不二家自身が認めていることを先日知り合いから教えてもらいました。
それは、『ミルキー』の袋の裏をご覧ください。
「粘着性が強い製品のため歯科治療材がとれる場合がありますので、ご注意ください。」と書いてあります。
実は、このミルキーの注意書きですが、以前歯科医師の中でも話題に上ったことがあり、患者さんから「こんな文面が書いてありますが、大丈夫ですか？」と歯医者の先生に聞かれたそうです。
その先生は、そんな馬鹿なこと書いてあるはずがないと思って調べてみたら、
袋の裏にしっかりと注記事項が書いてあることを知り、びっくりしました思い出があります。
友人からもらったので皆で食べたそうです。
ワイフの妹は、このことを理解し、セラミックだから大丈夫と、噛んだ瞬間歯に被せてあったセラミックの歯が土台からまるごと取れてしまいました。
一瞬何が起きたのか理解ができず、、舌で触ったら歯がないことに気づき、友人にも言えずこっそりカバンの中にしまったのち、ワイフに歯が取れたことを連絡し、会議が終わったあと当院の診療所で無事接着しました。
ショックで、会議の内容はほとんど発言せずがっかりした一日だったようです。
日曜日だったので、近くの診療所もやっていませんからこっち迄来た方が無難でした。
被せ物の周囲は、セラミックでも土台は違いますし、古いものだと接着剤が溶けかかっていることもあります。
裏に記載されているということは、被せ物が取れる可能性があることを知ってて食べたあなたが悪いということなのでしょう。
アメリカなら、書かなかったら訴えられるのでしょうかね。
それにしても実に危険な食べ物です。
でも、美味しいのでお菓子業界は強気ということなのでしょう？
さて、美味しいけど、だらだらといくつも食べるのはさらに危険です。
口の中がずっと酸性になります。
ずっと味わいたい気持ちがありますが、歯にとってはあまりよくありません。
だらだらなめずに速やかに食べるようにしましょう。
それでも口さみしい時は、キシリトール配合の物にシフトするのもいいかもしれません。
あめやキャンディは、粘着質なものが多いので歯科治療材が取れることがあります。
スリルを味わいたい方にはいいですが、ほどほどにしましょうね。
ということで、キャラメルは銀歯泥棒なのかというお話でした。
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