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2021年06月15日
歯周病治療と歯周病予防
宇都宮市兵庫塚町の歯医者 歯周病専門医の山之内です。
今回は、歯周病治療と予防についてお話ししたいと思います。
歯周病になると歯茎がやせてきます。
さらに、歯周病が進行すると歯を支える骨がやせてきます。
しかも、顎の骨がやせてきても痛みが出ることはあまりありません。
レントゲン写真
なので、気づかないうちに歯茎がやせてきて気が付いたら抜けてしまった、
なんてことが起こるのです。
そこまで進行していたら気が付くと思われますが、
一年間に1mm骨が痩せるとしても１０年で１０mmですから
根が短い歯は、これくらいの進行で抜けてしまいます。
一年で１mmの歯周病が進行すると、気が付くことはほとんどありません。
さらに、痛みが少ないか、かなり進行しないと痛みが出ないのですからなおさら気が付くことが少なくなります。
そして、気が付いた時には手遅れのことが少なくありません。
そのため、やまのうち歯科医院では、患者さんが虫歯やほかの原因で来られても、
必ず歯周病の説明をしています。
それでも、やりたくない方はわずかならがいらっしゃいます。
理解しているのであればいいのですが、
何年後かして、『こんなに進行しているとは思わなかった』とおっしゃる方もいらっしゃいます。
余計なお世話かもしれませんが、
手遅れになる前だと比較的短い期間で安定化することが多くあります。
痛みがないから大丈夫は危険なので、痛みが出る前に悪化する前に治療と予防することをお勧めします。
歯周病は痛みがなくても治療しましょうという話でした。
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