よくある質問-根管治療

Q1. 歯の根の治療(根管治療)とはなんですか?

A.虫歯が進行した場合の神経の治療のことです。
根管治療の流れは以下のようになります。
神経を取り除く(感染部位の除去)
→ 局所麻酔をして、虫歯の部分を削り、神経を取り除く
根管内を清掃・消毒する
→ 細菌を除去し、根の中をきれいにする(この工程が最も重要!)
薬を詰める(根管充填)
→ 再感染を防ぐため、無菌状態にした根管に専用の薬を詰める
被せ物(クラウン)を装着する
→ 歯を補強し、しっかり噛める状態にする
根管治療のポイント
治療期間は数回に分けて行う(通常2〜5回程度)
治療中は仮の詰め物をするので、歯がもろくなりやすい
根管内の感染が再発すると、再治療や抜歯が必要になることも

Q2. 根管治療は痛いですか?

A.神経がある場合は麻酔をするので、治療中の痛みはほとんどありません。しかしながら、治療中根の先の方を触ると圧がかかり痛みが出ることがあります。それは一時的なものなので心配ありません。
ただし、治療後に軽い痛みや違和感が出ることがあります。まれに、根管内を清掃した際に、体の免疫反応が強く働きすぎると、炎症がひどくなり痛みや腫れが出ることがありますが、徐々に緩解します。

Q3. 根管治療は、なんで時間がかかるのでしょうか

A.根の中はとても細く複雑だからです。
歯の根の中には「根管」と呼ばれる細い管がありますが、この形は人によって異なり、非常に複雑です。
1本の歯でも複数の根管があり、湾曲していたり、細くなっていたりするため、細かい部分までしっかり掃除するのに時間がかかります。
根管の中に細菌が残っていると、再び感染してしまい、治療のやり直しや抜歯が必要になることがあります。
再発を防ぐために、徹底的に清掃・消毒する必要があり、時間をかけて慎重に治療を進める必要があります。
根管の内部は狭く、器具が奥まで届きにくいため、一度の治療で完全にきれいにするのは難しいです。
何度かに分けて、少しずつ清掃・消毒を行う必要があるため、通院回数が増えます。
根管治療は「しっかり治療すること」が成功のカギです。

Q4. 根の治療を途中でやめるとどうなりますか?

A.根の中で細菌が増え、最終的に歯を失うリスクが高くなります。必ず最後まで治療を受けましょう。
放置すると起こる可能性のある問題
細菌感染が進み、痛みや腫れが悪化します
根管治療は歯の神経を取り除き、根の中を消毒して細菌を除去する治療ですが、途中で放置すると下記のようなことが起こる
可能性があります。
根の治療を途中で放置すると、感染が進行し、最終的に抜歯が必要になる可能性が高いです。
痛みがなくても進行していることが多いので、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう!

Q5. 神経抜いたら2度と痛みが出ませんか?


A.痛みは出ることがあります。
神経を抜いても、根の先の組織に炎症があれば痛みがでることがあります。
歯そのものには神経がなくても、周囲の組織は生きているので炎症が生じると痛みが出ます。強く噛んだときなどに「ズーンとした痛み」「押すと痛い」と感じることもあります。
歯根が割れている
治療した歯にひびや割れ目が入ると、痛みや腫れが出ることも
神経がなくても「異常」を察知する感覚は残っていますので、治療しても安心しないでください。

Q6. 神経の治療をするのにすごく削られたのですが大丈夫なのですか?


A.構造上歯は内部が軟らくなっているので、実は外から見えている以上に広がっていることが多いことがほとんどです。 そのため、根の治療は虫歯をすべて取かなければいけないため、大きな穴が開いたようになります。この治療は、歯を残して治療していくために必要な処置です。

Q7. 根の治療を行うときに、歯肉を切ると言われましたが本当にこの治療は必要なのでしょうか?


A.根の治療をするには、虫歯を除去しなければなりません。歯肉より下の部分が虫歯になると、歯肉から出血してその部位から菌が侵入してしまい、確実な処置ができなくなります。そこため、麻酔をして歯の周りの歯肉などを除去する処置を行う場合もあります。 ちなみに、歯肉の傷は時間の経過とともに治っていきますので心配ありません。

Q8. 根の中に薬が入れたと言われましたが、大丈夫でしょうか?

A.根の治療には、さまざまな薬を根の中に入れて治療をします。仮蓋が全部取れたまま放置したり指示された日にきちんと来院していれば問題が起こることはほとんどありません。キャンセルなどをして治療が延びないようにしましょう。

Q9. 土台の金属が太くて長いので取るときに歯が割れる言われたのですがなぜですか?


A.根の治療後の歯は、とても薄くて脆いため除去するとき折れる可能性があるからです。
特に神経を取った歯では、脆くなっていることがあります。そこに金属を引き抜くような強い力が加わると、ヒビが入り、最悪の場合は割れてしまうこともあります。
特に「太くて長い」ほどリスクが高く、土台が太ければ太いほど、そして根の深くまで入っているほど、取り除く際のストレスが大きくなるため、歯にかかるダメージも大きくなります。短くて細いと取れやすいので取れにくくするために行うことがあります。
治療する際は、リスクと成功率を天秤にかけて判断する必要があります。

Q10. 根の治療にマイクロスコープは使用した方がいいのですか?

A.マイクロスコープは肉眼の約数十倍という高倍率で複雑な根管内を確認できる為、通常の拡大鏡を使用するより精度は高くなりますが、必ず使用しなければいけないというものではありません。 マイクロスコープについて詳しくはこちらをご覧ください。

Q11. 治療後に噛むと痛いのですがどうしてですか?

A.根の治療によって組織を除去すると、神経線維が損傷し、その部位に異常な興奮が起こることがあります。この状態が慢性化し、違和感や痛みとして感じられることがあります。
治療後は一時的に痛みが出ることがあります。しばらくすると痛みはなくなりますが、いつまでも痛みが治まらない場合は、再治療の必要がある可能性もあります。

Q12. 抜歯といわれた歯でも残せますか?

A.当院では、他院で抜歯と言われた歯も治療してきました。治療を行うことで、歯を残せる確率は上がりますので、他院で抜歯と診断された場合でも諦めずにご相談ください。

やまのうち歯科医院

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