コラム
歯医者
2025年12月31日
入れ歯の人がお餅を食べるためのポイント
お正月と言えばお餅。
「食事中にお餅を食べると入れ歯が外れそうで不安」「噛むと動いてしまう」
入れ歯を使っている方から、よく聞くお悩みです。
実は、入れ歯が外れやすい原因と食べ方の工夫を知ることで、比較的安定して食事ができるようになるケースは少なくありません。
入れ歯が外れやすくなる主な原因
① 噛み方のクセ
片側だけで噛むと、入れ歯に横方向の力がかかり外れやすくなります。
② 食べ物の選び方
粘着性のある食べ物(餅・ガム・キャラメル)や、極端に硬い食べ物は入れ歯が外れやすくなります。
③ 入れ歯が合っていない
時間の経過とともに歯ぐきや顎の骨は変化します。合わなくなった入れ歯は、外れやすくなります。
その際は、一時的に入れ歯安定剤を利用しましょう。ただし、長期間合わない入れ歯を使用していると顎が吸収して新しく入れ歯を作っても噛みにくくなることがありますのでご注意ください。
入れ歯が外れにくくなる食べ方のコツ
● 両側でバランスよく噛む
左右均等に噛むことで、入れ歯が安定しやすくなります。
● 一口を小さくする
大きな一口は入れ歯を動かす原因になります。少量ずつ噛みましょう。
● 前歯で噛み切らない
特に部分入れ歯の場合、前歯で噛み切ると入れ歯が浮き上がりやすくなります。奥歯で噛む意識が大切です。
食事内容の工夫
- 繊維は短く切る
- 硬いものは小さくカット
- 弾力のあるものはゆっくり噛む
調理方法を工夫するだけでも、入れ歯は安定しやすくなります。
入れ歯安定剤は使ってもいい?
入れ歯安定剤は、一時的な補助としては有効です。
ただし、毎日使わないと食事ができない場合は、入れ歯が合っていない可能性があります。
安定剤に頼り続ける前に、歯科医院での調整をおすすめします。