コラム
2025年07月08日
歯科治療にまつわる「同調現象」とは?
近年、治療に関する情報があふれる中で、「歯医者や医者は悪徳」といった偏った意見が広がることがあります。これは、いわゆる「同調現象」が影響しているかもしれません。
同調現象とは?
同調現象とは、多くの人が持つ意見や価値観に合わせることで、批判や対立を避けようとする心理のことです。
たとえば、
- 「この治療法は良い」という情報が広がると、深く調べずにそれを信じてしまう
- 逆に、「この治療法は悪い」と一部で言われると、それを否定するのが難しくなる
このように、実際に治療を受けた経験がないにもかかわらず、特定の治療や歯科医に対して「良い・悪い」と判断してしまうことがあります。
歯科治療における「同調の強要」と「異論者の排除」
この同調現象が進むと、「こんな歯医者は信用できない」と決めつける風潮が生まれ、異なる意見を持つ人を排除しようとすることがあります。
- 「自費治療を勧める歯医者は悪い」という誤解:実際には、患者さんの口腔環境にとって最適な治療法を提案しているだけかもしれません。
- 「インプラントは不要」という極端な意見:すべての人にとって不要なわけではなく、噛み合わせや健康維持のために有効な選択肢になることもあります。
あなたにとってベストな治療を選ぶために
では、こうした情報に振り回されず、自分に合った治療法を選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
- 正確な情報を得る:インターネットの情報だけでなく、歯科医師に直接相談することが大切です。週刊誌をうのみにして、この薬はダメと書いてあったから変えてといわれた内科の先生がいるそうです。もしそれで病気が進行したらだれが責任を取るのでしょうか?
- 自分の口の状態を知る:40代は、歯周病や虫歯のリスクが高まる年代です。定期的な検診を受け、自分の歯の健康状態を把握しましょう。
- 治療の選択肢を理解する:どの治療法にもメリット・デメリットがあります。自費治療も、長期的な視点で考えるとメリットが大きい場合があります。
まとめ
40代は、仕事や家庭のことなどで忙しく、自分の健康を後回しにしがちです。
しかし、歯の健康は全身の健康にも影響を与える重要な要素。
ネットの情報だけに流されず、専門家と相談しながら、最適な治療を選んでいきましょう。
やまのうち歯科医院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合った治療をご提案しています。
お口の悩みがあれば、お気軽にご相談ください!