栃木歯の健康センターにて
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
栃木歯の健康センターでは、栃木県歯科医師会から毎週2人ずつ選出して
治療を行うことになっています。
今回の同行する歯科医師は、壬生で開業していますK先生。
開業して20年以上のベテランドクターです。
今回の一緒に治療をする先生は、手話や点字を習得し、聴覚視覚障害を有している方でも治療の説明ができるドクターです。
K先生は、治療と治療の合間の空いている時間にクイズを出してきます。
(((卍 ・`Θ・)卍ドゥルルル
K先生 「問題です。盲ろうの方に治療の説明をするのにはどうすればいいのでしょうか?」
私 「えぇ? ……点字ですか?」
(`・д・⊂彡☆))Д´))パァン
K先生 「おしい、指点字です。」
点字では、リアルタイムで説明ができないし、点字用のソフトとプリンターが必要になります。
ちなみに指点字とは、両手の人差し指・中指・薬指、計6本の指を点字の6つの点に見立てて指で点字を打つことにより意思を伝達する方法です。
など、知識もたくさん得ることができました。
9月いっぱいまで一緒に治療しているので、タメになる話を聞いてきたいと思います。
9月最終連休は、研修会に行ってまいります。
盲ろう(もうろう)とは、視覚障害と聴覚障害を併せ持っている状態を指します。
盲ろう者は、視覚に頼っている情報や、聴覚に頼っている情報を得ることができないため、コミュニケーションや社会参加、生活において様々な障害を抱えることがあります。
やまのうち歯科医院では、パソコン入力による説明や手書き説明、絵カードを使用して説明することがあります。
盲ろう者には、手話や点字などの視覚と聴覚の代替手段を用いてコミュニケーションすることが必要です。また、盲ろう者にとっては、音声や映像の代わりに触覚や嗅覚などの感覚を使った情報提供が必要となります。近年は、テクノロジーの進歩によって、盲ろう者向けの情報支援技術や補助技術が開発され、社会参加や生活の質の向上に役立っています。
点字とは、視覚障害者が読むための文字です。
点字は、文字を点で表現することで、文字の形を把握することができない視覚障害者でも文字を読むことができるようになります。
点字は、ブライユ文字とも呼ばれます。
点字は、6つの点が縦2列、横3列の18の位置に配置されることで、1つの文字が表現されます。
例えば、英語のアルファベットのAは、上から1つ目と2つ目の列に点を打つことで表現されます。
日本語の点字も同様に、ひらがなやカタカナ、漢字などを表現することができます。
点字は、視覚障害者にとって非常に重要なツールであり、教育や就労、日常生活においても欠かせないものとなっています。
また、点字による書籍や情報の提供も、視覚障害者の社会参加を支援する上で重要な役割を果たしています。
ただ、視覚障碍者の10%にしか普及していないといわれ、まだまだ課題はあると思われます。
指点字とは、視覚障害者が点字を読む際に、文字を指で触って指示することで読む方法です。
指点字は、点字の読み方を知らない人が視覚障害者に文字を伝える場合にも用いられます。
指点字は、視覚障害者とコミュニケーションをとる上で非常に重要な役割を果たします。
指点字を行うためには、指先の感覚を磨き、点字の配置を正確に把握する必要があります。また、指点字を行う場合は、相手が追いつきやすいように適度なスピードで指示することが大切です。
指点字は、点字を読む際に視覚障害者にとって必要不可欠なものであり、視覚障害者とのコミュニケーションを円滑に行う上で重要な手段です。
点字識字率はまだ低いとのことなので、これからの普及が大切になるのでしょうか?
共生社会と一部の方が意味が分からず使用している方がいらっしゃいます。
「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会であるとうたわれています。
それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会のことです。