コラム
2020年06月22日

禁煙したら歯周病はどう変わる?最新研究と本当の効果禁煙したら歯の喪失リスクはどうなるの?

【歯科医が解説】禁煙したら歯周病はどう変わる?最新研究と本当の効果

栃木県宇都宮市兵庫塚町の やまのうち歯科医院、院長の山之内です。

「喫煙が歯周病に悪影響を与える」というのは、多くの方がご存じでしょう。しかし、「禁煙

【40代からの健康習慣】禁煙で歯周病リスクを減らせるって本当?

こんにちは。栃木県宇都宮市兵庫塚町の やまのうち歯科医院、院長の山之内です。

「タバコが歯周病に悪いのは知っているけれど、禁煙すると本当に歯の健康にいいの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、禁煙は歯周病の進行を抑え、歯を失うリスクを減らすことが研究でもわかってきています。
特に40代の女性は、ホルモンバランスの変化なども影響し、歯ぐきが弱くなることがあります。
だからこそ、「タバコをやめること」が未来の健康な歯を守る大切な一歩になります。

◆ 喫煙と歯周病の関係

タバコに含まれる ニコチン有害物質 は、歯ぐきの血流を悪くし、免疫力を低下させます。
その結果、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきが炎症を起こしたり、歯を支える骨が溶けてしまうのです。
さらに、喫煙者は歯周病の症状(歯ぐきの腫れや出血)が出にくく、気づいたときには進行していることも…。

◆ 禁煙すると歯ぐきはどう変わる?

「長年吸っていたし、今さら禁煙しても手遅れでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません!
禁煙することで、歯ぐきの血流が改善し、炎症が落ち着いていくことがわかっています。
ある研究では、禁煙後10年で非喫煙者と同じレベルまで歯の健康が回復する可能性も示されています。

◆ 40代女性にこそ禁煙をおすすめする理由

40代はホルモンバランスが変化しやすく、骨の健康や免疫力の低下が気になる時期。
このタイミングでタバコをやめることで、歯と全身の健康を守ることにつながります

「でも、禁煙は難しそう…」 と思う方へ。
無理に一気にやめるのではなく、少しずつ本数を減らし、歯科医と一緒に健康的な禁煙を目指していきましょう!

やまのうち歯科医院では、歯の健康相談や禁煙サポートも行っています。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

今回紹介する内容は、喫煙群、禁煙群、非喫煙群における歯の喪失リスクの違いを検証したものです。

「歯の喪失」は、患者さんの関心度が最も高い内容と言えます。

縦断研究はたったの7研究しか存在しなかったようです。
観察研究では、前喫煙者(いつの間にかタバコを吸わなくなった患者を含む)と、禁煙者(努力して禁煙を行った患者)とを区別することは困難で、禁煙達成後の期間も被験者によってバラバラです。
これらの因子は歯の喪失に影響を与える可能性があり、禁煙を行うような患者さんは健康観が高い患者であった可能性が高く、バイアスの混入は否定できません。
本レビューにおいて、禁煙者の『歯の喪失リスク』は非喫煙者とほぼ同等でした。
また、喫煙者では禁煙者よりも高い『歯の喪失リスク』が認めらました。
もし、タバコを吸われていて辞めたいと思わえているなら、今がちょうどいい機会かもしれません。
歯の健康と体の健康のために禁煙をしてみてはいかがでしょうか?

やまのうち歯科医院

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    栃木県宇都宮市兵庫塚町9-1
    プレステージみどり野1F
  • 028-612-8660
診療時間
9:00 - 12:00
14:00 - 19:00
【休診日】木曜、日曜、祝日
※祝日の週の木曜日は診療
= 14:00 - 17:00

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  • 安塚街道のヨークベニマル、しまむらが目印
  • JR雀宮駅・東武西川田駅よりバス
    みやバス系統さつき団地 雀宮駅~さつき団地~西川田駅東口
    「みどりの一丁目北」下車 徒歩1分
  • 駐車場:8台
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