秋季研修会
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
今回は、栃木県の日本大学歯学部松戸歯学部で行った研修会につい絵描いていきたいと思いまう。
この日は、たまたま午前中は矯正の研修会。
午後に栃木県の秋季研修会がありましたので、移動が大変でした。
内容は、キャドカム冠、ジルコニア冠、陶材、Emaxなどの材料の接着と適応などの講演内容でした。
キャドカム冠が日本の保険治療に導入されてから8年が経過していますが、まだまだ長期症例が少ないのが難点です。
硬質ブリッジについてはお話は出ませんでした。
事実、導入される前から破折や亀裂、脱離の問題があったのでやらなかったのでしょうか。
一本欠損の際に、隣の歯を最小限度に削り接着性のブリッジを行う治療で予後がいい症例を出していました。
しかしながら、保険治療ではできません。
強度等の問題があり既存の材料ではできないからです。
使用している材料はジルコニアでした。
極力歯を削りたくない、インプラント入れたくない、入れることができない方には非常にいい方法かと思います。
ジルコニア、セラミック、キャドカムなどのノンメタルすべてに言えることなのですが、削る量はかなり多くなってしまことがあります。
それは、金属と異なり伸びたりすることができないので、厚みがないと割れてしまうことがあるからです。
ジルコニアとセラミックの利点や欠点も挙げており、症例によって変えるほうがいいとのことでした。
金属で行う土台には、セラミックだと透けてしまう可能性があり、色が暗く見えることがあるとのことです。
そのため、技工士さんに写真でとって土台がメタルであることを伝えることが重要とのことでした。
そうすれば、透けるようなセラミック等の前に、メタルの周囲に透けないような処置をしてから行うようにするといいとのことでした。
光学印象であれば、カラーで見られるので技工士さんも理解して対応することができることも光学印象の利点かもしれません。
細かい色合いは、人の目とカメラのデータの方が確実だと思います。
本来であれば、その後会食の予定でしたが、現状を鑑みて講演のみとなりました。
今年も残すところ数週間となりました。
寒暖の差が激しいので体調を崩さないよう気を付けましょう。
歯科医師、歯科衛生士の国家試験がもうすぐ始まります。
インフルエンザなどにかからないように気を付けてお過ごしくださいね。
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