インプラントの除去法について
栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。
今回は、インプラントの除去について書いていきたいと思います。
インプラント埋入本数年間千症例や矯正治療年間症例1000症例以上などと書かれているものがあります。
これは嘘ではないと思います。
ただ、すべて管理して定期的な検診をしようとすると、年間治療人数1000人がメインテナンスを行うので、3カ月検診したら、月に333症例ずつ増えていくことになりますよね。
月休みなく診療するとして、単純計算で一日11人ずつ検診の人数が増えていくことになるので、2年後には22ずつ、あくまでも単純計算ですが、10年後には110人ずつと増えてくることになりますね。
とてもではないですが、私にはそれだけの患者さんを診る自信がありません。
私ができる範囲内でしか歯科治療を行うことはしません。
そのため、インプラント治療に合わないと思われた方は、やまのうち歯科医院ではお断りさせていただく可能性があります。
インプラントで患者さんがつらい思いをさせたくないからです。
やってよかったと思ってもらいたいからです。
せっかく、時間と費用をかけて手に入れたインプラントを、様々な理由で残念ながら撤去しなければならなくなってしまう方がいらっしゃいます。
その多くは、なんらかのトラブルが発生したものの再生治療 ( リカバリー ) が困難と判断されてしまった場合や、定期的なメンテナンスなどの維持活動が困難になってまった場合です。
しかし、一口に撤去といっても実は埋入よりも作業が難しく、結合力が増している新しいインプラント体ほど繊細かつ高度な技術が必要になります。
状態によっては大きな外科処置が必要となるために、専門医や大学病院を紹介する医院も少なくありません。
やまのうち歯科医院では、口腔疾患に特化した歯周病の専門医が常駐しており、インプラント指導医が推薦した機材や患者さんに合わせたハードウェア・ソフトウェアの両面で対応できる態勢が整えています。
毎年技術や知識もアップデートするために定期的に講習会に出張しております。
様々な症例の患者さんにも可能な限り小さな負担でインプラントの撤去に対応するようにしています。
当院の医師は、よりよい歯科治療を行うために2022年12月31日現在12,517名在籍している歯周病学会の専門医を取得しており、技術・経験・実績を持ってその資格を更新し続けています。
では実際除去するときの治療器具や装置を書いてきたいと思います。
実際に使用する器具の一部を紹介します。
インプラント用専用コントラに使用する、ダイヤモンドバーです。
インプラントのサイズに合わせたトレフィンバー。
ダイヤモンド鉗子
インプラントリムーバーになります。
すべて使用することもありますし、ほとんど使用しないこともあります。
除去されたインプラント
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インプラントの歯周病