症例紹介

上の前歯の差し歯と歯の変色が気になる方へ

50代の男性上の前歯が差し歯の色と歯の色が気になる方に被せ物とホワイトニングを行った症例

 

     

 隙間が空き色が変わってます      仮歯にて歯の形態と位置の確認をします  ホワイトニング後にジルコニアポーセレンセット

今回は、差し歯と呼ばれる被せ物についてお話させていいただきたいと思います。

宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

 

本症例は、上の前歯の差し歯の色と全体的な歯の色をを主訴に来院しています。

ご相談の通り差し歯とほかの歯との色が異なることを認めました。

大きな虫歯はほとんどなく、歯周病も軽度であったため、お口の環境を整え次第前歯の治療と残存歯の治療へと移りました。

やまのうち歯科医院で行うとすると

治療順序は、

1.歯の土台の形を整えて型を採り仮歯を作成します

2.色と形を合わせてかみ合わせを見て試適します

3.問題なければセットしますが、状態により仮付けして様子見ることもあります

価格は、形成型取り仮の歯作成、試適、セット全部含めて一本10万円(税込11万円)となっております。

上記の例を挙げると、上の前歯の2本のやり替えを行うと20万円(税込22万円)となります。

その前に行ったホームホワイトニングは、

トレー代上下 1万円(税込み1.1万円)

ホワイトニング材 3本分 7500円(税込み8250円)

計 1.75万円(税込み19250円)となります。

被せ物いわれる差し歯とは、歯の根がありその上に土台を作れる場合に可能な治療方法です。

術後の経過は良好で、現在も定期的なメインテナンスで通院されています。

以上が症例となりますが、個々状態やお口の環境によって治療計画や治療順序は変わってきます。

 

一般的な被せ物などは下記に書いてありますのでご参考ににしてください。

差し歯の種類には、保険治療のレジン前装冠、キャドカム冠、チタン冠などがあり、自費治療にはメタルボンド、オールセラミック、ジルコニアなどがあります。

上記の素材には、利点欠点があり一概にこれはいい悪いはありません。

今回はその中の一例を紹介したいと思います。

保険治療と自費治療は、材料の差だけではありません。

型取りの材料、術前の診査、ワックスアップで歯牙の形態確認、かみ合わせの状態、顎の位置関係

などなど検査してから行うようにしています。

そのため、治療回数が増えることもありますが、長期使用するためなのでご了承ください。

保険治療では、決まった材料決められたやり方でしか治療することができないので、保険で認められない材料を保険治療で行うことは許されていません。

保険の差し歯の治療

前歯の虫歯で保険の差し歯になると、経年劣化で変色や歯周病に罹患すると歯肉が下がり金属が出てしまい、場合によっては歯肉が変色する場合もあります。

今回の例は、向かって左の2本の被せ物の治療になります。

上の右前歯2本差し歯になっています

この例だと、唇を引っ張らないとわからないので目立たないかと思われます。

ただし、経時的に白い部分は変色はしやすく、金属が歯肉のライン沿ってやや黒くなっています。

また、下がった部分を詰め物で補修しているためやや目立ってしまっています。

そのままにすると、メタルの入れ墨のような跡がついてしまい改善するには歯肉の治療を行う必要があります。

そのようになると、歯肉の変色をとるには歯肉をそいで歯肉移植する治療をしなければなりません。

歯肉のラインを合わせるため骨と歯肉を削り取ったり歯肉移植を行うこともあります。

保険でも頬側は白くすることはできます。

保険治療で行う前歯の被せ物の利点は、

保険治療で行うことが出来ます

前歯については、表側が白いしっかりとした被せ物が出来ます

欠点としては、

使用できる材料が決まっているので経年劣化が出てしまう

表側の白い部分は、歯ぎしり食いしばりが強い方はかけてしまうことがあります

内面が金属なので、歯周病が進行すると金属部が出てしまう

金属部が劣化して、歯肉が暗くなることがある

以上が利点と欠点です。

 

歯肉が下がった部分を詰め物で補修しています

 

仮歯にて歯の形態と位置の確認をします

差し歯以外の歯が暗いので、オフィスホワイトニングを行ったのち被せ物にすることになりました。

天然の歯の色が暗かったため、ホームホワイトニングで3週間ほど行っています。

上の右前歯の2本やり替えています

上記は、保険治療ではなく自費の治療で行ったものです。

金属を使用しないジルコニアで作ったものです。

 

ジルコニアの治療の利点は、

色の調整が出来き、透明感があるものが出来ます

経年劣化はほとんどしません

 

欠点は、

一生持つものではありません

保険治療が出来ません

あまりにも歯ぎしり食いしばりが強い方は、割れてしまうことがあります

などが挙げられます。

 

 

治療する際は、担当の先生と相談の上決めましょう。

 

前歯の差し歯についてみたい方は、下記のリンクをクリックしてください。

前歯の治療

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