人工甘味料アスパルテームの為害性について

栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

人工甘味料アスパルテームの為害性について書いていきます。

代用糖は、通常の砂糖の代わりに使用される甘味料のことです。
以下に一部の代用糖の種類をいくつか挙げます。

  1. ステビア:ステビアは、ステビア植物の葉から抽出される天然の甘味料です。カロリーゼロであり、砂糖の約200倍の甘さがあります。
  2. キシリトール:前述の通り、キシリトールは天然の砂糖アルコールです。カロリーや糖質が低く、歯の健康に良いとされています。
  3. エリスリトール:エリスリトールも砂糖アルコールの一種であり、カロリーゼロで糖質も少ないため、糖尿病患者や低糖質ダイエットを実施している人々に人気があります。
  4. アスパルテーム:アスパルテームは人工的な甘味料であり、糖尿病患者や低カロリー飲料を好む人々によく使用されます。熱には弱く、高温で加熱すると甘味が失われるため、調理や焼き菓子には向いていません。
  5. サッカリン:サッカリンは、カロリーゼロの人工的な甘味料であり、砂糖の約200〜700倍の甘さがあります。熱に強いため、調理や製菓に使用することができます。
  6. スクラロース:スクラロースは、サッカリンと同様にカロリーゼロの甘味料です。熱にも安定しており、広範な食品や飲料に使用されています。

これらは一部の代用糖の例ですが、市場にはさまざまな代用糖が存在し、それぞれ特性や使用方法が異なります。
甘味料の選択は個人の好みや特定の食事に対して注意が必要になります。
また、適切な摂取量や注意事項についても確認することが重要です。
古くから砂糖の代替え飲料や食品などに多く使用されている人工甘味料の一つであるアルパルテームの健康被害の影響について、世界保健機関の専門組織である国際がん研究機関が、ヒトに対して発がん性がある可能性があると分類したそうです。

以前より、発がん性とは別に安全性や危険性に関して様々な論争があるといわれている人工甘味料のアスパルテームがあげられます。
もともと、アメリカの薬品会社が研究中に偶然発見して、日本の会社が大量生産技術を開発しました。
1974年に米国FDA(食品医薬品局)が乾燥製品として認可し、1996年全ての加工食品への使用を認可しています。
その後、日本でも食品添加物として認可を受けています。
現在、非常に多くの国で1万品目以上の食品やダイエット食品、医薬品などに使用されるほど普及しています。
これは、砂糖の160~220倍の甘味を持つため少量でも十分なため、甘いのにローカロリーにできるからです。
甘みとしては、砂糖に近くやわらかだといられています。
現在報道され言われているのは、アルパルテームは、4段階あると呼ばれている国際がん研究機関の評価で、下から2番目の2Bと呼ばれる評価に分類されました。
農林水産省によると、鉛や漬物、ワラビなどと同じ分類になるそうです。
国際保健機関と国連食糧農業機関でつくる合同食品添加物専門家委員会では、アスパルテーム1日摂取許容量を体重1㎏当たり40ミリグラムと評価しています。

体重が70キロの人の場合、1日の許容摂取量は、200~300㎎のアスパルテームを含む清涼飲料水が9~14本に相当するとしています。
清涼飲料水一日10本毎日飲んでいたら、アスパルテームによる被害よりほかの問題が出るような気がします。

これからわかる様に、多量摂取が問題になるだけで、少し飲んだから健康被害を受けてがんになるわけではないということがわかります。
同食品添加物専門家委員会によるアスパルテームの評価は今回が3回目だということでした。
これは、前回2016年と同じ評価でした。
一部を切り取って、含まれるものすべてが危険なものだから、アスパルテームを含んだ素材をすべて否定したりするのは、少し危険な気がしますね。
国際保健機関の幹部では、14日の声明で、一般的な使用量では安全性に大きな懸念はないが、潜在的な影響が指摘されてきており、より多くの優れた研究が必要との指摘をしています。アスパルテームは1980年代以降、ダイエット飲料やチューインガム、アイスクリーム、ヨーグルト、シリアルなどの食品だけでなく、歯磨き粉やせき止めなどに使われてきました。
ロイター通信によるとコカ・コーラやスナップルにアスパルテームを使った製品があります。
アスパルテームは、一般的な人工甘味料の一つとして昔から知られています。
主に食品や飲料品に使用され、低カロリーの代替甘味料としても広く知られています。
もちろん、私が学生の時から代用糖の一つとしてアスパルテームがあることを学んできました。
アスパルテームは、フェニルアラニンとアスパルティック酸から構成されており、非常に甘い味があります。
アスパルテームは、サッカリンやスクラロースと比較してカロリーが非常に低く、糖尿病や体重管理を必要とする人々にとって、甘味料の選択肢として人気があります。
また、アスパルテームは熱に安定しているため、一般的に調理や加熱にも使用されます。
ただし、アスパルテームには一部の人々に対して健康上の懸念が存在します。
一部の研究は、アスパルテームの摂取が頭痛やめまい、消化不良、アレルギー反応などの副作用を引き起こす可能性があることを示唆しています。
また、一部の研究では、長期的な摂取が発がんリスクや代謝疾患との関連があるかもしれないという結果も示唆されています。
ただし、これらの結果はまだ十分に精査されていない部分があり、科学的なコンセンサスはまだ十分に得られていません。
アスパルテームの摂取に関しては、個々の体質や健康状態によって個人差があります。
健康上の懸念がある場合や、過剰摂取を避けるためには、医師や栄養士と相談することが重要です。
何もかもダメということではなく、バランスの取れた食事と健康的な生活スタイルを維持することも重要だということでしょう。

歯にも良い、代用糖の一つとしてキシリトールがあります。
キシリトールは、天然に存在する砂糖アルコールの一種であり、甘味料として広く使用されています。
キシリトールは、果物や野菜、木材などに微量含まれており、植物由来の繊維から抽出することができます。
また、人工的にも製造することができます。
キシリトールは、通常の砂糖と比べて低カロリーであり、歯の健康に良いとされています。
キシリトールは口腔内で細菌の活動を抑制し、虫歯の原因となる酸の生成を減らすことができます。
そのため、歯科製品やチューインガム、キャンディーなどの食品に広く使用されています。
キシリトールはまた、血糖値の上昇を抑える効果があります。
そのため、糖尿病患者や低糖質ダイエットを実施している人々にとっては、砂糖の代替品として人気があります。
ただし、キシリトールは大量摂取すると消化器系の問題を引き起こす場合があります。
特に初めて使用する場合や過剰摂取する場合は、下痢や腹痛などの消化不良の症状が現れることがあります。
そのため、適量を守って使用することが重要です。
キシリトールも、用法容量を間違えると上記のような症状が出ることがあります。
ただし、キシリトールは一般的に安全であり、FDA(アメリカ食品医薬品局)やWHO(世界保健機関)などの機関によって安全性が確認されています。
ただし、ペット、特に犬にとっては有害な場合がありますので、犬には与えないように注意する必要があります。
重要な注意点として、キシリトールは他の砂糖アルコールと同様、甘味を感じるまでに時間がかかるため、多くの場合、通常の砂糖よりも少量を使用することが推奨されます。
また、キシリトールは摂取する際にも歯に付着しやすいため、口腔衛生にも注意が必要です。
体にいいから、悪いからと言って過剰に摂取したり全く摂取しなかったりするもの問題かと思います。
使用する際は、きちんと考えて摂取しましょう。

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