節分の豆まき 豆と歯についてのお話し

栃木県宇都宮市兵庫塚町の歯医者 やまのうち歯科医院の山之内です。

皆さんは、豆まきをされましたか?

節分の日には、年齢の数だけ大豆を食べて厄除けを行うと言いますね。
今日は節分についてと節分には欠かせない「豆」の話を歯科医師目線でお話したいと思います。
節分に豆をまく習慣は、室町時代からあるようです。
節分は一般的に邪気を払い、無病息災を願う行事だと言われています。
「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられていたこと。
また2月上旬はまだ寒く、体調を崩しやすいことから邪気を祓い清め、一年間の無病息災祈る行事として行われてきました。
古くは「続日本書紀」の中に、疫鬼払いとしての記述が見られるそうです。
そんなに古くからある行事なのです。
そんな節分ですが、毎年2月3日だと思われがちですが、実は日にちは決まっていません。
うるう年に関係し変わることもあるようです。
すっかり忘れていましたが調べてみると、3年前、2021年の節分は2月2日。
2月2日の節分はなんと124年ぶりだったそうです。
ちなみに来年、2025年の節分も2月2日だそうですよ。

ところで、節分はなぜ豆をまくのでしょうか?

豆をまくようになったのは、室町時代からだそうです。
豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来されているという説があります。
基本的には炒り豆を使用しますが、それは、あとから芽が出てこないようにするためです。
もしも芽が出てしまったら「凶事が起こる」などと、昔の人は恐れたといいます。
また、(鬼の目を)射る=炒るという語呂合わせからきている説もあるそうです。

豆を食べることの効果は?

そんないわれのある大豆ですが、歯科医師目線では、どのような効果があるのでしょうか?
ここからは、患者さんへ知って得していただけるような情報をお伝えしますね。

大豆は歯にいいと言われています。

健康的な歯を保つためには、歯のクリーニングやメンテナンスも大切ですが
適切な栄養を摂取することも大切です。
中でも大豆は、栄養効果が高い食材として注目されています。
大豆は、歯を構成する成分である6つの栄養素のうち

・カルシウム
・たんぱく質
・マグネシウム

3つを含んでいるため、歯に良いと言われています。
カルシウムは言わずと知れた骨や歯の材料です。
タンパク質には歯の土台をつくり、カルシウムの吸収を良くする働きがあります。
マグネシウムにも、カルシウムの吸収をサポートする効果があります。
唾液の質低下や、歯周病の悪化を防ぐ効果も期待できます。
また、よく噛むことで顎が鍛えられ、脳にも良い刺激が伝わっていきます。
唾液の分泌もよくなり、お口の中の細菌や食べかすなどを洗い流す作用もあります。
なぜ年齢の数だけ豆を食べるのか?
節分は季節の変化を表し、「年取りの日」とも呼ばれ、地方によってはこの日に一つ年をとると考えられていたのです。
そのため、年齢の数だけ(もしくは+1の)豆を食べることにより、幸せな一年を祈るという意味でこの慣習は生まれたのです。
大豆には、虫歯予防に効果的な栄養素が多く含まれますが、摂り過ぎは良くありません。大豆に含まれるイソフラボンはポリフェノールの一種で、歯の黄ばみに結びついてしまうというデメリットがあります。節分の今日は、このような話題でコミュニケーションをとるのもいいかもしれませんね。以上、豆知識はいかがでしたか?
是非、この豆知識を知り合いや家族に教えたりして、楽しい節分の日をお過ごし下さい。
今日も最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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